イギリスは世界3位に入る大きなEC市場を抱えており、日本の楽天をはじめとしたECサイト運営会社も越境ECに参入しています。訪日英国人観光客に対して自社製品をRPし、帰国後も越境ECを介してリピーターになってもらうためには何が必要なのか、イギリスEC市場の解説とともにその戦略に迫ります。
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イギリスの国内EC市場の規模と越境ECとの関係
2015年におけるイギリスでのEC市場の売り上げは938.9億ドルとなり、日本円換算で約1兆1270億円となります。この数字はイギリス経済全体の約13%を占めており、ECサイト利用がブームとなっているイギリスにおいては越境ECの参入先としては魅力的な市場だと言えます。
日本からもイギリスのECサイトを利用する越境ECという位置づけ
日本からもイギリスのECサイトを利用して輸入するユーザーが少なくなく、特に「Amazon.co.uk」や「ebay.co.uk」などはよく利用されています。イギリスでしか手に入らない商品も多く、国内への転売目的で仕入れに利用されるケースも非常に多くなっています。
越境ECの相手国として選ばれるイギリス
越境ECの相手国として選ばれる割合として、アジア圏においてはアメリカが26%、中国が14%、イギリスが9%、西欧ではデンマークが23%、イギリスが21%、アメリカが19%、中東ではアメリカが30%、中国が30%、イギリスが12%となっており、アメリカ、中国に次いで大きな市場を獲得しています。
イギリスに越境ECとして楽天「Rakuten.co.uk」をオープン
2014年10月22日に楽天株式会社は買収したイギリスのECサイト「Play.com」を一本化して「Rakuten.co.uk」をオープンしました。日本の市場と同様の形態を取り、小売業者が店舗を運営し、eコマースコンサルティングによる店舗の運営支援も行っています。
訪日英国人観光客の帰国後を狙った越境EC戦略
訪日英国人観光客が日本で商品を購入し、帰国した後の戦略として越境ECの存在があります。訪日旅行中に商品のプロモーションが充実していれば自ずとリピーターが増え、越境ECを介してリピーターとなるでしょう。
訪日英国人観光客にリピーターになってもらう施策とは
訪日英国人観光客に帰国後も自社製品のリピーターとなってもらうためには、訪日旅行中の購入の際に越境ECのPRを同時にする必要があります。例えば、一度店舗で購入した客に対しては越境ECで再度購入した場合に付加価値を付けるなど、利用するベネフィットを明確に伝えておく必要があるでしょう。
まとめ:越境ECと訪日英国人観光客の間には相乗効果が期待できる
世界的にEC市場が成熟しているイギリスにおいて、越境ECは日本の企業にとって魅力的な市場であると言えます。そのため、訪日英国人観光客にリピーターになってもらうことで越境ECでの評価が上がり、口コミで波及していくことも期待できます。そのためにはイギリス人のニーズに応える商品と徹底したプロモーションが必要になるでしょう。
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