関西圏で進むインバウンド向け無料Wi-Fiの整備:HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fiの利用方法が簡単に

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訪日外国人観光客の増加を背景に、国内の交通業界では訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。

以前の記事でもご紹介したように、鉄道業界でも外国語対応や、訪日外国人観光客向け観光案内所の拡充、地域の特色を活かしたインバウンド向けサービスの提供など、さまざまな取り組みを開始しています。

阪急阪神ホールディングス株式会社の運営する阪急電鉄と阪神電車でも、訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。

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訪日外国人観光客の増加を背景に、国内の交通業界では訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。以前の記事でもご紹介したように、鉄道業界でも外国語対応や、訪日外国人観光客向け観光案内所の拡充、地域の特色を活かしたインバウンド向けサービスの提供など、さまざまな取り組みを開始しています。東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)でも、訪日外国人観光客向けに、あらたなサービスを開始します。<関連記事> 東京メトロ、銀座線の車両内でインバウンド向け無料Wi-Fiサービスを開始東京メトロは、2016...

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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

阪急・阪神沿線における無料Wi-Fi「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」、「Japan Connected-free Wi-Fi」と連携

「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」×「Japan Connected-free Wi-Fi」

「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」×「Japan Connected-free Wi-Fi」

阪急阪神ホールディングス株式会社の運営する阪急電鉄と阪神電車では、インバウンド向けの無料Wi-Fi「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」を提供しています。

12月26日より、訪日外国人観光客により快適なインターネット環境を提供することを目的に、「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」は、全国に整備してある無料Wi-Fiに簡単に接続できるアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」(*)との連携を開始します。

*Japan Connected-free Wi-Fi:NTTブロードバンドプラットフォームが提供する無料Wi-Fiへの接続アプリ

関西地方に訪れる訪日客にとってさらに無料Wi-Fiの利用が手軽に

以前であれば、訪日外国人観光客は「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」を利用する際、エントリーページでの認証手続きを行う必要がありました。

しかし、今回の連携により、訪日外国人観光客は、「Japan Connected-free Wi-Fi」の利用登録を一度行うだけで、簡単に無料Wi-Fiを利用することができます。

「Japan Connected-free Wi-Fi」に登録しなくても、「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」を利用できますが、この点に関しても、利用方法が複雑であることから、刷新が行われるとのこと。

また、以前であれば訪日外国人観光客が「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」を利用する際、阪急電鉄・阪神電気鉄道が発売するインバウンド向け全線フリー乗車券「HANKYU TOURIST PASS」、「HANSHIN TOURIST PASS」のどちらかを購入する必要がありましたが、増加する訪日外国人観光客数を背景に、販売条件の見直しも行います。

サービス提供エリアは沿線157駅+関西の一部商業施設

サービス提供エリア:プレスリリースより

サービス提供エリア:プレスリリースより

「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」のサービス提供エリアは157駅。
阪急阪神ホールディングス株式会社の運営する阪急電鉄・阪神電気鉄道と能勢電鉄、北大阪急行電鉄、北神急行電鉄、六甲産観光の沿線が対象となります。(一部駅を除く)

また、阪急三番街、ツーリストセンター大阪・梅田、阪急京都観光案内所、 阪急西宮ガーデンズ、甲子園歴史館など、大阪府京都府兵庫県の一部商業施設でも利用が可能です。

以前に比べ利用方法が簡単に:沿線上の観光促進&訪日客の利便性向上が実現

利用イメージ:プレスリリースより

利用イメージ:プレスリリースより

先述の通り、「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」は、

  1. 「Japan Connected-free Wi-Fi」経由
  2. 「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」にダイレクトで接続

の2通りの方法で接続することができます。

「Japan Connected-free Wi-Fi」経由の場合、「Japan Connected-free Wi-Fi」のアプリをインストール後、利用登録を行い、アプリ起動後「Connect」ボタンをタップするのみで利用が可能になります。

「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」にダイレクトで接続する場合、利用規約に同意後、SNSアカウント、もしくはメールアドレスを入力し、認証を行い、セキュリティ警告に同意することで利用が可能になります。

今回の、阪急電鉄・阪神電気鉄道の取り組みにより、沿線を訪れる訪日外国人観光客の利便性向上・街の回遊促進が実現します。

 

まとめ:関西圏でさらなる快適な訪日観光が可能に:「Japan Connected-free Wi-Fi」との連携も進む

訪日外国人観光客の増加を背景に、阪急阪神ホールディングスはインバウンド受け入れ環境の整備を進めています。

京都や大阪は、訪日外国人観光客に人気のスポットとなっており、関西への訪日外国人観光客の訪問はこれからも進むことが予測されます。

また、全国各地の無料Wi-Fiの多くは、「Japan Connected-free Wi-Fi」と連携しているために、訪日外国人観光客に情報喚起することで、訪日外国人観光客にとってさらに快適な国内周遊が可能になります。

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訪日客は近鉄の駅でもWi

訪日外国人観光客の増加を背景に、国内の交通業界では訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。以前の記事でもご紹介したように、鉄道業界でも外国語対応や、訪日外国人観光客向け観光案内所の拡充、地域の特色を活かしたインバウンド向けサービスの提供など、さまざまな取り組みを開始しています。近畿日本鉄道株式会社(以下、近鉄)でも、訪日外国人観光客受け入れ環境の整備を進めています。<関連記事> 目次近鉄、訪日客向けに無料Wi-Fiサービス「KINTETSU Free Wi-Fi」の提供を開始20...

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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

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  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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