飲食店のための国籍別インバウンド対策・おもてなしポイント:訪日シンガポール人観光客編

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日本政府観光局JNTO)の情報によると、2016年に日本を訪れた訪日シンガポール人の数は361,800人でした。2014年から2015年にかけて40%の伸びを、そして2015年から2016年にかけて17%の伸びを見せています。

訪日シンガポール人観光客をおもてなしする上で、飲食店が気をつけるべきポイントはどのようなものなのでしょうか?

 

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シンガポール人の食事に対する考え方

  • 中華系、マレー系、インド系など異なる食生活の民族がいるため、様々な食文化が存在する。
  • 宗教上、健康上の理由で、個人の好みをオーダーするということが一般的。
  • 食に対する関心、美味しいものを食べるということに対しての関心が非常に高い。

 

シンガポール人の食事の際のマナー

  • 料理によって箸とレンゲ、スプーンとフォークを使う場合などがある。
  • 食器はテーブルから持ち上げず、食器に口を付けることはタブーとされる。
  • スープ、麺類などで音を立てて食事をすることはマナー違反。
  • 食事中の喫煙は厳禁。
  • 目上の人、女性と食事をする場合、相手を敬いながら食事を行う。
  • チップの習慣はない。

 

シンガポール人に好まれる日本食

  • 日本食は非常にポピュラーなもので、名物料理、有名な料理を食べてみたいという気持ちが強い。
  • 近年は健康的という理由から寿司が若者を中心に人気となっている。
  • ご飯の上におかずを乗せて食べる習慣があるため、丼ものなどが好まれる。
  • ラーメン、天ぷら、しゃぶしゃぶ、鉄板焼きなども好まれる。
  • 全体的にはっきりした味付けが好まれる。

 

シンガポール人に嫌われる食事内容

  • サーモンと白身魚は食べられるが、赤身は食べられないという人もいる。
  • アイスコーヒーは飲む習慣がない。

 

訪日シンガポール人観光客に喜んでもらうには?

  • イスラム教徒が多いマレー系は、血液を不浄のものとして捉えている。肉や魚の焼き加減には十分に注意する。
  • イスラム教徒は1日に5回の礼拝を行う。礼拝の場所と時間について事前に確認しておくと良い。

 

訪日シンガポール人観光客への情報提供の仕方

  • 多様な民族が住むシンガポールでは、宗教によって食に関する禁止事項が別れるため、事前に何が食べられないかなどを確認しておいたほうが良い。
  • 話す英語はシングリッシュと言われる程に訛りが強いが、メニュー表記などは英語で問題ない。

 

その他の注意事項

  • イスラム教では頭は神聖なものと考えられているので、子供であっても他人の頭を勝手に触らない。
  • シンガポール国内では、ゴミやタバコのポイ捨て、つばを吐く、喫煙場所以外での喫煙、公共交通機関での飲食などは禁止されている。

 

<参照>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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