日本政府観光局(JNTO)の情報によると、2016年に日本を訪れた訪日シンガポール人の数は361,800人でした。2014年から2015年にかけて40%の伸びを、そして2015年から2016年にかけて17%の伸びを見せています。
訪日シンガポール人観光客をおもてなしする上で、飲食店が気をつけるべきポイントはどのようなものなのでしょうか?
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
シンガポール人の食事に対する考え方
- 中華系、マレー系、インド系など異なる食生活の民族がいるため、様々な食文化が存在する。
- 宗教上、健康上の理由で、個人の好みをオーダーするということが一般的。
- 食に対する関心、美味しいものを食べるということに対しての関心が非常に高い。
シンガポール人の食事の際のマナー
- 料理によって箸とレンゲ、スプーンとフォークを使う場合などがある。
- 食器はテーブルから持ち上げず、食器に口を付けることはタブーとされる。
- スープ、麺類などで音を立てて食事をすることはマナー違反。
- 食事中の喫煙は厳禁。
- 目上の人、女性と食事をする場合、相手を敬いながら食事を行う。
- チップの習慣はない。
シンガポール人に好まれる日本食
- 日本食は非常にポピュラーなもので、名物料理、有名な料理を食べてみたいという気持ちが強い。
- 近年は健康的という理由から寿司が若者を中心に人気となっている。
- ご飯の上におかずを乗せて食べる習慣があるため、丼ものなどが好まれる。
- ラーメン、天ぷら、しゃぶしゃぶ、鉄板焼きなども好まれる。
- 全体的にはっきりした味付けが好まれる。
シンガポール人に嫌われる食事内容
- サーモンと白身魚は食べられるが、赤身は食べられないという人もいる。
- アイスコーヒーは飲む習慣がない。
訪日シンガポール人観光客に喜んでもらうには?
- イスラム教徒が多いマレー系は、血液を不浄のものとして捉えている。肉や魚の焼き加減には十分に注意する。
- イスラム教徒は1日に5回の礼拝を行う。礼拝の場所と時間について事前に確認しておくと良い。
訪日シンガポール人観光客への情報提供の仕方
- 多様な民族が住むシンガポールでは、宗教によって食に関する禁止事項が別れるため、事前に何が食べられないかなどを確認しておいたほうが良い。
- 話す英語はシングリッシュと言われる程に訛りが強いが、メニュー表記などは英語で問題ない。
その他の注意事項
- イスラム教では頭は神聖なものと考えられているので、子供であっても他人の頭を勝手に触らない。
- シンガポール国内では、ゴミやタバコのポイ捨て、つばを吐く、喫煙場所以外での喫煙、公共交通機関での飲食などは禁止されている。
<参照>
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2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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