ホテルや飲食店等を運営している場合、近年では外国人のお客さまが訪れるというのは珍しくなくなってきたのではないでしょうか。外資系のホテルや飲食店でも英語ができるスタッフは増えて来ているように感じます。チェックインの対応をしたり、オーダーを取ったりはカタコトの英語でも対応できる場合もあります。
しかし、ひとたび 緊急事態が発生した場合、正確に状況を伝えたり、意思疎通が図れる状態にしておく事は、外国人と運営側双方にとって重要 です。今回は、いざという時に頼りになるであろう多言語サービスをご紹介いたします。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
多言語コールセンター
最もの安心なのは、外国語が堪能なスタッフを採用して、いつでも対応できるようにしておくことですが、あまり外国人が来ないお店にとっていきなり採用するのはコストも大きくかかるので現実的ではありません。ましてや、対応しないといけない外国語も英語だけとは限らないので、単純に1人増やせばいいというわけにもいきません。
そんな時、必要な時に電話で外国人の方の対応をしてくれる 多言語コールセンター を導入するケースが増えているようです。各社、提供方法や価格など特徴が違っているので幾つかご紹介していきます。
ブリックス
多言語コールセンターの大手であるブリックス社は、新宿に多言語コンタクトセンターを持っており、自治体から企業まで様々なクライアントにサービスを提供しています。ブリックス社のWEBサイト(下記)にも記載があるように、6ヶ国語に対応しており、現在他の言語にも対応範囲の拡大を予定しているようです。多言語コールセンターで一番心配なのが、使わないかもしれないという部分かもしれませんが、そこもオンデマンドで対応が可能のようです。
LanguageOne
ランゲージワン社はコンタクトセンター大手のキューアンドエー株式会社の子会社と翻訳センターが設立した新会社です。多言語対応のコールセンターを運営していますが、特徴として、13ヶ国語に対応しています。キューアンドエー株式会社のノウハウと多言語という部分での翻訳センターのノウハウから、高い品質のサービスを提供している事が伺えます。
スマイルコール
まずはすぐに始めたいという方には、スマイルコールというサービスがあります。スマイルコールは重量課金と月額制、そして使い放題プランと、目的にあった料金プランが用意されています。トライアルプランもありますので、一度試したみたいという方にはおすすめです。様々な業種に使えるようですが、ビジネスの交渉や医療関連など、いざという時の対応には適していないようです。
まとめ
2020年も近づき、ここ数年で多言語コールセンターの提供業者は確実に需要が増していますが、やはり導入という所で二の足を踏んでしまう企業が多いようです。いざという時のサービスは、導入すれば売上がすぐに伸びるという訳ではないので、予算が通り辛いのが現実なのかもしれません。
ただ、外国人旅行客にとって、いざというサービスを提供している会社は安心感を与え、リピーターになる可能性もあるのではないでしょうか。気になった方は、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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