ホテルや飲食店等を運営している場合、近年では外国人のお客さまが訪れるというのは珍しくなくなってきたのではないでしょうか。外資系のホテルや飲食店でも英語ができるスタッフは増えて来ているように感じます。チェックインの対応をしたり、オーダーを取ったりはカタコトの英語でも対応できる場合もあります。
しかし、ひとたび 緊急事態が発生した場合、正確に状況を伝えたり、意思疎通が図れる状態にしておく事は、外国人と運営側双方にとって重要 です。今回は、いざという時に頼りになるであろう多言語サービスをご紹介いたします。
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多言語コールセンター
最もの安心なのは、外国語が堪能なスタッフを採用して、いつでも対応できるようにしておくことですが、あまり外国人が来ないお店にとっていきなり採用するのはコストも大きくかかるので現実的ではありません。ましてや、対応しないといけない外国語も英語だけとは限らないので、単純に1人増やせばいいというわけにもいきません。
そんな時、必要な時に電話で外国人の方の対応をしてくれる 多言語コールセンター を導入するケースが増えているようです。各社、提供方法や価格など特徴が違っているので幾つかご紹介していきます。
ブリックス
多言語コールセンターの大手であるブリックス社は、新宿に多言語コンタクトセンターを持っており、自治体から企業まで様々なクライアントにサービスを提供しています。ブリックス社のWEBサイト(下記)にも記載があるように、6ヶ国語に対応しており、現在他の言語にも対応範囲の拡大を予定しているようです。多言語コールセンターで一番心配なのが、使わないかもしれないという部分かもしれませんが、そこもオンデマンドで対応が可能のようです。
LanguageOne
ランゲージワン社はコンタクトセンター大手のキューアンドエー株式会社の子会社と翻訳センターが設立した新会社です。多言語対応のコールセンターを運営していますが、特徴として、13ヶ国語に対応しています。キューアンドエー株式会社のノウハウと多言語という部分での翻訳センターのノウハウから、高い品質のサービスを提供している事が伺えます。
スマイルコール
まずはすぐに始めたいという方には、スマイルコールというサービスがあります。スマイルコールは重量課金と月額制、そして使い放題プランと、目的にあった料金プランが用意されています。トライアルプランもありますので、一度試したみたいという方にはおすすめです。様々な業種に使えるようですが、ビジネスの交渉や医療関連など、いざという時の対応には適していないようです。
まとめ
2020年も近づき、ここ数年で多言語コールセンターの提供業者は確実に需要が増していますが、やはり導入という所で二の足を踏んでしまう企業が多いようです。いざという時のサービスは、導入すれば売上がすぐに伸びるという訳ではないので、予算が通り辛いのが現実なのかもしれません。
ただ、外国人旅行客にとって、いざというサービスを提供している会社は安心感を与え、リピーターになる可能性もあるのではないでしょうか。気になった方は、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。
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