【速報】台湾北東部で大規模の地震が発生 インバウンド市場での影響は? 春節の台湾人の訪日旅行は激減する?

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インバウンド市場はターゲットとする国での自然災害の発生や政府の政策転換、国民の消費動向の変化などあらゆる要因に左右されるものです。例えば、以前の記事でもご紹介したように、昨年9月には中国当局が現地の旅行代理店などに「日本への団体旅行を減らすよう」口頭で通達。訪日中国人観光客の団体旅行が減ってしまうのではないかと懸念されました。一昨日にはお隣台湾で大規模な地震が発生しており、訪日台湾人観光客をターゲットとする業者や団体から不安の声が挙がっています。

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2月6日 台湾北東部でM6.0の地震が発生

すでに多くののメディアが報道しているように、2017年2月6日、台湾東部でM6.0の大規模な地震が発生しました。 AFP通信などによると、死者はこれまでに4人、負傷者は200人を超えているといいます。また、行方不明者は173人にのぼるといいます。台湾のケーブルテレビ局EBC東森新聞ではYouTubeのライブ配信で市内の様子を伝えており、その被害の大きさが把握できます。今回の台湾北東部での大規模な地震の発生ですが、日本のインバウンド市場にはどのような影響をもたらしうるのでしょうか。

インバウンド市場にどのような影響が?

2月は訪日客数がそこまで多くない台湾人市場:「春節(旧正月)」は国内で過ごすのが一般的

月別の訪日台湾人観光客数(2013年から2017年まで)JNTO(日本政府観光局)より数値を引用

月別の訪日台湾人観光客数(2013年から2017年まで)JNTO(日本政府観光局)より数値を引用

上記のグラフは、2013年から2017年の間の月別の訪日台湾人観光客数を表したものです。グラフから見て取れるように、訪日台湾人観光客数が増えるのは4月から7月にかけて、もしくは10月 となっています。2月の訪日台湾人観光客市場は閑散期 であるとの見方もでき、訪日客数が少ない月です。台湾人にとっても2月は「春節(旧正月)」の時期ですが、台湾では「春節(旧正月)」は日本のお正月と同じように家で家族と過ごすのが一般的 です。中には海外旅行に出かける台湾人もいますが、旅行シーズンとしては6月や7月などのサマーシーズンが一般的であるようです。

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2016年の台湾地震の際も訪日客数の減少は見られず…

また、台湾では2016年2月6日にも南部でM6.6の大規模な地震が発生しており、100名以上の死傷者をだしました。しかし、2016年2月の訪日台湾人観光客数は同月過去最高となる約34万9,000人を記録しています。単純な「訪日外客数」という観点からみると、大規模な地震の発生はインバウンド市場に悪影響を与えるものではないようです。

訪日台湾人観光客のインバウンド

訪日台湾人は2016年の訪問数で417万人と中国、韓国に続く3番目の旅客数となっています。台湾の人口が約2400万人なので、再訪問がなかったと仮定すると毎年6人に1人が日本に旅行に来ている計算になります。親日の方が多いのも訪日客数を伸ばしている要因の一つ。言語は中国本土とは違い繁体字で、中国人と一緒にされることを極端に嫌うため言語の取扱には注意が必要です。また、中国本土と違いyoutubeやSNSの利用にも制限がないため、マーケティングし易いのも一つの特徴です。

まとめ:台湾地震によるインバウンド市場への影響はとくになさそう

2017年2月6日、台湾東部でM6.0の大規模な地震が発生し大きな被害が出ています。インバウンド市場に関することとして頭に入れておくべきことは、2月の訪日台湾人観光客市場はオフシーズン であるということ。2月は台湾人にとって「春節(旧正月)」にあたり、国内で過ごすのが一般的です。そのため訪日旅行者数は例年多くない時期にあたります。また、2016年の地震発生時にも、訪日旅行者数は減少しなかったため、今回の地震によって日本のインバウンド市場が大きな影響を受けるということはなさそうです。

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<参照>

【6/11開催】欧米豪インバウンドに刺さる!“地域にどっぷり浸かる”ローカルイマーシブ観光とは?


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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