宮城県仙台市泉区に本社がある株式会社ライフブリッジはインバウンド事業、訪日外国人観光客の誘客に関するコンサルティング、翻訳事業などを行っています。また同社は 人気Youtuberと一緒に観光事業施設をプロモーションするYoutuber事業 も行っています。このほど同社では2018/02/01に「What Happened In Japan After The Tsunami?」と題して、東日本大震災で被災した地元住民や企業の現在の姿、復興に取り組む姿を取材したビデオを公開。2018年3月末の時点で39万回以上再生される人気動画となっています。こうした復興の様子、訪日外国人の目線からはどのように見えているのかといった点をご紹介しましょう。
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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
イギリス人気Youtuber クリストファーさんの「What Happened In Japan After The Tsunami?」
動画でメインキャスターを務めるのはイギリス人Youtuberのクリストファーさん。彼は「Abroad in Japan」というチャンネルを持っており、チャンネル登録者数787,361人で、2012年4月から日本に住むイギリス人の目線で見た日本の姿を動画にして紹介しています。動画は冒頭、東日本大震災で大きな被害を受けた女川町から始まります。解説によると震災当時、最大15mの津波は女川町の70%の建物を破壊し、人口の10%にあたる827名の生命を奪いました。
女川町の起業家誘致の仕掛け
動画では冒頭にネジや接着剤を一切使用せず、神社仏閣と同様に木材の組み合わせだけで高級ギターを製作する「ケストレル(ギター)」、ダンボール加工業者の今野梱包(こんぽう)が手がけた、ランボルギーニ社の許可を得てダンボールで製作された「ダンボルギーニ」などが登場。これは 被災した女川町の再生計画である「女川町まちなか再生計画」に基づく仕掛けの1つ です。
女川町では、女川町復興計画(案)及び女川町中心部・土地利用計画(案)に基づき、安全な高台に住宅地を整備、まちの中心部に公共施設、商業施設、観光施設等を集約。幹線交通軸を中核に地区連携を図り、コンパクトな市街地形成を目指してきました。まちの中枢を担う「にぎわい拠点」はJR女川駅を中心に、まちのシンボル軸となるプロムナード沿道に商業施設等の集積を図り、町内外から、国内外から様々な人が訪れ、交流が出来る場所として整備しており、ここにIターン、Uターン、Jターン者を誘致してきました。
東北地域以外の国内外からも様々な復興の手が差し伸べられた
動画の中盤では甚大な被害を受けた気仙沼にある、俳優の渡辺謙がプロデュースしたカフェ(K-port)を訪れます。この店舗は震災直後から気仙沼を訪れていた渡辺謙が、どうしたら地元の人のためになるかを考え、親交の深かった酒屋、魚屋、カフェの母体となるコーヒーショップのマネージャーと共に作りあげました。
なお、店舗には世界中を飛びまわっている渡辺謙から、毎朝手書きのメッセージがFAXで届くといいます。またJET(外国青年承知事業)で東北で英語を教えていたアメリカ人のニッシャン・アヌさんの場合は、一度アメリカに帰国した後、気仙沼の人々の暖かさに触れたことで気仙沼に戻り、現在は観光協会で働いています。
復興のシンボルとなった民宿「つなかん」
動画では、復興のシンボルとして民宿「つなかん」を紹介しています。「つなかん」は2011年の津波で完全に倒壊しましたが、その後数m上に「唐桑御殿つなかん」として2012年に再オープン。名物女将である菅野一代さんのキャラクターと共に多くの人に親しまれている民宿です。なお、「つなかん」は2015年にJapan Guideから「Best Hidden Beauty of Japan」を受賞しています。
「つなかん」は唐桑半島の海辺という立地を活かし、とれたての牡蠣やほたて、新鮮な海の幸を中心とした料理、感動的なホスピタリティーで多くのゲストから「また来たい!」「一代さんに会いたい!」という声が届いているそうです。動画の最後にクリストファーさんは「東北はどんなに苦しい時であっても、人間はそれを乗り越える事が出来るという事を示すシンボルである」と語ります。
世界中から賞賛のコメントが相次ぐ
今回の動画は時間としては長めの18分というサイズです。通常、この長さの動画は視聴者が飽きてしまい、コメントを書かずに動画を去ってしまうケースが多いですが、この動画では2018年3月末の時点で3,500件以上のコメントがついています。「クリスの動画の中で最高の出来!」「また東北に訪れたくなった。ありがとう!」「もし可能なら東北に訪れて一代さんをハグしたい」「震災の後にも続いた悲劇の後でも笑顔を絶やさない一代さんの勇気から多くを学んだ。」といった賞賛のコメントが相次いで寄せられています。
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<参考>
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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