ラブホは“ラブ”から”レジャー”の時代へ 実は訪日アメリカ人の過半数が利用 インバウンドで更にその位置づけを変えるラブホテルの未来とは

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「インバウンド向け宿泊施設の不足」は日本のインバウンド市場が抱える大きな問題の一つです。インバウンド向け宿泊施設を増やす取り組みとして、古民家を再活用したり、お寺に宿泊しながら修行体験ができる「宿坊」と呼ばれる宿泊制度の導入を進めたりと、日本国内ではさまざまな取り組みが行われています。加えて、訪日外国人観光客が宿泊する場所としてラブホテルも今、注目を集めています。

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実は訪日アメリカ人の過半数が利用経験あり

Q.ラブホテルを訪日旅行中に使ったことはありますか?



知らない
知っているが使ったことはない
使ったことがある
たまに使う
良く使う
訪日台湾人
32.7%
59.3%
5.3%
1.8%
0.9%
訪日香港人 18.5% 56.5% 13.0%
10.2%
1.9%
訪日アメリカ人
21.0%
23.5%
16.0%
24.4%
15.1%

*USEN-NEXTグループ アルメックス 調べ


USEN-NEXTグループでインバウンド向けラブホテル紹介サイト「Loveinn Japan」を運営する株式会社アルメックスでは、訪日台湾人観光客訪日香港人観光客訪日アメリカ人観光客を対象にラブホテルに関する意識調査を実施しました。上記の表は、「ラブホテルを訪日旅行中に使ったことはありますか?」との質問に対する回答を国籍ごとにまとめたものです。ラブホテルを訪日旅行中に使ったことがある(「たまに使う」「良く使う」も含む)と回答した人の割合は、訪日台湾人観光客で8%、訪日香港人観光客で25.1%、訪日アメリカ人観光客では55.5% となりました。訪日香港人観光客は4人に1人が、訪日アメリカ人観光客に至っては過半数以上が訪日旅行中にラブホテルを滞在場所として利用している ことになります。

利用目的の多様化から最近では「レジャーホテル」と呼ばれるラブホ:訪日客からの利用意向も高い模様

また、「ラブホテルを利用したことがない」層に対して、「今後利用してみたいか」との質問をしたところ、「設備面」「価格面」「立地面」 が優れていれば、ラブホテルに泊まりたいと答えた訪日台湾人観光客訪日香港人観光客訪日アメリカ人観光客過半数を超えた とのこと。

ラブホテルは、最近では「レジャーホテル」とも呼ばれるように なっています。男女2人の利用のみならず、友人との集まりや家族旅行、女子会などの「レジャー(娯楽)」を目的とした利用が増えていることが理由 です。訪日外国人観光客の間でもラブホテル(レジャーホテル)は、一般的なホテルと変わらないものになりつつあるようで、使ったことがない訪日外国人観光客に関しても「今後、利用してみたい」といった声は多く聞かれるものでした。

ラブホの再活用は国も支援を開始:インバウンド向け宿泊施設としての役割に期待

訪日外国人観光客の宿泊施設としても利用されているラブホテルですが、国からも支援が始まっています。2016年6月9日、政府はラブホテル改装にあたって条件付きで後押しをする方針を固めました。 ホテルや旅館など一般的な宿泊施設と比べて稼働率に余裕があるラブホテルをインバウンド向けに一般のホテルに改装することを後押しするのが目標です。こうした背景から、日本国内にはラブホテルを改装することでインバウンド集客に成功したホテルも存在しています。

「カオサンワールド浅草 旅館&ホステル」ではラブホを改装しインバウンド向け宿泊施設に!

訪日外国人観光客から大きな人気を集まる浅草に位置する「カオサンワールド浅草 旅館&ホステル」は、もともとはラブホテルとして営業していましたが、建物を改装し新規オープンしました。手ごろな料金に加え、各部屋の内装がわかるルームパネルがフロントに設置してあったり、部屋の中には豪華なお風呂が用意されていたりとラブホテルならではの設備を活用しており、その独特な雰囲気が訪日外国人観光客から好評 を集めています。

ラブホテルは訪日客の宿泊施設不足の救世主!?:大阪の宿泊施設の41%がラブホテル 政府も改装支援方針決定

先日7月29日に観光庁より宿泊旅行統計調査の5月の第2次速報および6月の第1次速報が発表されました。観光庁によれば、6月の全体の延べ宿泊者数は3,771万人泊で、前年同月比+0.7%、外国人延べ宿泊者数は、前年比+13.1%とのこと。そこで問題に上がってきているのが宿泊施設不足です。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催時には、およそ1万室以上の客室不足が懸念されています。その解決策として注目されているのが「ラブホテル(レジャーホテル)」。先月6月11日に、政府がラブホテルの改...

ラブホは「レジャーホテル」の時代に!偏見なしの訪日客からの利用も増加中

ラブホテルは、宿泊客の利用目的の多様化を背景に最近では「レジャーホテル」と呼ばれています。宿泊料金が安いこと・設備やアメニティーが充実していることから訪日外国人観光客からの利用も一般的なものに なってきており、訪日香港人観光客は4人に1人が、訪日アメリカ人観光客に至っては過半数以上が訪日旅行中にラブホテルを滞在場所として利用しているといった調査結果まで発表されています。今後、インバウンド向け宿泊施設としてラブホテルの存在感はますます大きなものになっていく ことが予測できます。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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