近年YouTuberという言葉を耳にするようになったのではないでしょうか。インバウンド業界でもYouTube動画を活用し情報発信を、YouTuberを活用した観光地プロモーションが頻繁に各地で行われています。観光地を体験しながら、動画を活用し情報発信をするため、観光地の臨場感が伝わりやすく、インバウンドプロモーションにおいて親和性があると考えられています。
しかしながら「YouTuberとは一体どのような人たちなのか?」「インバウンドプロモーションにおいてどのような効果があるのか?」など疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
そこで今回、台湾・香港・マレーシアを中心とした中国語圏に対して133万人以上のフォロワーを抱える、YouTuber「Ryuuu TV」のRyu氏とYuma氏にインタビューしてきました。「Ryuuu TV」は日本の大学を卒業したマレーシア出身のRyu氏と、同級生の台湾留学経験のあるYuma氏の新婚カップルが「調べても出てこない、みんなが驚く日本の文化とその魅力」をテーマに、独自の切り口で日本の面白スポット、日本食、旅行など様々な日本の情報を中国語で発信するYouTubeチャンネルです。
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きっかけはHIKAKINの本「僕の仕事はYouTube」
-YouTuberになろうとしたきっかけは?
Ryu氏:
たまたま本屋で見かけた、日本のトップYouTuberの「HIKAKIN」さんの本『僕の仕事はYouTube』がきっかけです。母国のマレーシアから茨城大学に留学に来たときに、この本を目にして「仕事はYouTubeってどういうこと?」と思って手にとったのです。
それまで僕は、YouTubeがどのように仕事に結びつくのか、あまり知識がアリませんでした。だから「YouTubeで動画を上げることが仕事になるなら面白いんじゃないか!」と思って、スタートしてみました。

納豆の大食いなどチャレンジしたが最初はうまく行かなかった
-YouTuberを始めた当初はいかがでしたか?
Ryu氏:
始めた当初は、中々フォロワー数が伸びませんでした……。うまく行ってなかったですね。茨城大学に通っていたので、当時、水戸に住んでいたことから、納豆を大食いしてみたり(笑)。他には、ゲーム実況動画や、おもちゃ、お菓子の開封系動画とかの"YouTuber定番のネタ"ばかりやっていました。
自分の強みにフォーカスしたことが成功のきっかけに
-「調べても出てこない、みんなが驚く日本の文化とその魅力」を動画のテーマにしていますが、なぜ、このテーマにしたのでしょうか?
Ryu氏:
YouTuberとして駆け出しの頃、やっぱり伸び悩んでしまい「どうすれば再生回数が伸びるのか?」といつも考えていました。今思えば、さっきもお話したとおり"YouTuber定番のネタ"しかしていなかったから伸びなかったんだと思います。そこで「自分の強みにフォーカスしてみよう」と思いました。
その強みというのが「留学生として日本に住んでいること」。そして「日本人の可愛い彼女(Yuma氏、当時彼女で現在は奥さん)がいるということ」でした(笑)。
Yumaが出たら再生回数が伸びるんじゃないかと思い出演してもらったら、予想通りに再生回数が伸びました(笑)。

Yuma氏:
最初はおだてられて出ていました笑。可愛いからでてよーみたいな(笑)。私も「中国語が勉強できるのであればいいかな」くらいの思いで、動画に登場しはじめたのですが、そこから一緒に動画を考えながら、日本の日常や文化、旅行情報などを発信し続けてきました。
- 今の「Ryuuu TV」の形になって再生回数が伸びて行ったのですね?
Ryu氏:
そうです。当初は、日本の情報を中国語発信しているYouTuberはほとんどいませんでした。特に台湾・香港に向けは全然いませんでしたね。参考になるYouTuberもいなかったので、2人で考えながら試行錯誤して動画をアップロードし、再生回数とフォロワーを増やしていき、ファンや皆さんのおかげで133万人までフォロワー数が増えていきました。
伸びだしたころの動画で、日本の女子高生の制服について紹介する動画がものすごくヒットしました。それがフォロワーが伸びた要因でもあります。日本の女子高生はスカートが短いというのが世界では有名です。その動画ではスカートを短く見せる方法や、なぜスカートを短くするのか?などを面白おかしく解説しています。この動画が、200万回以上再生され、世界のメディアでも取り上げられるようになりました。そこから更にフォロワー数が加速しました。
-YouTubeを始めた当初はここまで伸びると思っていましたか?
Ryu氏:
正直思っていなかったですね(笑)。沢山フォロワー数が増えたら仕事にもなるだろうなと思っていましたけど、そこまで期待もしていなかったのが正直なところです。ただ、単純に動画を作りアップロードするのが楽しかったので、Yumaと2人で楽しく続けていたら、ここまでファンが増えてくれたという感覚です。
茨城の田舎、7畳くらいの部屋に住みながら2人で動画を上げ続けたら、こんなに世界中の人達と繋がれるようになったのは夢みたいです(笑)。ここまでフォロワーが増えたのは今でも驚いています。
今は真剣に日本と中華圏の架け橋になりたいと思っている
-YouTuberをやっていて嬉しいことはありますか?
Ryu氏:
あります!それは、視聴者の方々に、いろんなきっかけを提供できることですね。僕たちが発信している日本の情報を見てくれた視聴者が、日本に訪れてくれたり、わざわざ会いに来てくれたりします。そんな人達が、動画のコメントで「日本に行ってみてよかった!」「案内していた観光地に行ったらめっちゃ楽しかった」「このチャンネルをみて、日本留学を決めました!」などリアルな声をくれます。
私も留学生だったので、学生の頃は冗談半分で「日本とマレーシアをつなぐ架け橋になりたい!」とよく話していました(笑)。しかし、今では実際にきっかけを与えることができていて、本気で日本の良さを伝えていって、本当に「日本とマレーシアをつなぐ架け橋になりたい!」と思うようになってきました。
日本に訪れて数年以上が経ちますが、日本は本当にいい国です。全部が好きです(笑)。治安もいいですし、面白いコンテンツが数多くあり、御飯も美味しいです。日本の魅力を中国語圏の方々にさらに広げていきたいですね。
まずは知ってもらう!旅マエに有効なインバウンド集客を資料で詳しくみてみる 「インバウンド動画プロモーション」を資料で詳しくみてみる 「SNSを活用したプロモーション」を資料で詳しくみてみる 「インフルエンサーマーケティング」を資料で詳しくみてみる 「広告プロモーション」を資料で詳しくみてみる【10/16開催】宿泊施設の自社予約を増やす3つのポイントを解説!〜施設の認知拡大・予約導線づくり・予約率向上〜
株式会社movとtripla株式会社の共催により、「自社公式サイトの予約率向上に向けた最新施策」をテーマにセミナーを開催します。
インバウンド需要回復や国内旅行需要の高まりにより、宿泊施設に訪れるお客様は増えています。しかし、依然としてOTA経由の予約比率が高く、自社公式サイトの予約率が上がらない課題を感じている施設も少なくありません。
本セミナーでは、宿泊施設の認知向上と自社予約につなげるために必要な Googleビジネスプロフィール(GBP)・Googleマップの活用や口コミの重要性についてmovから解説。
そしてtripla社からは、公式サイト予約システムの最適化とGoogleマップとの連携によって、OTAと併用しながらも、自社予約を着実に伸ばしていくための実践的な施策をご紹介します。
<セミナーのポイント>
- Googleマップが施設の認知拡大・集客につながる具体的な事例を学べる!
- 自社予約システムとGoogleマップの連携による予約導線の作り方がわかる!
- 公式サイトで予約を確実に獲得するUI/UXがわかる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【10/16開催】宿泊施設の自社予約を増やす3つのポイントを解説!〜施設の認知拡大・予約導線づくり・予約率向上〜
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】
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