これまで接客英語はホテルや空港で使うものというイメージでしたが、外国人観光客が増えたことで居酒屋やレストラン、アパレルショップなど様々なお店で必要となっています。
突然外国人客がお店に行ってきても、焦ることなく接客ができれば外国人客の満足度も上がりお店の売上アップへとつながっていきます。そこでこの記事では、覚えておくと役立つ接客英語のフレーズと英語学習に役立つアプリを紹介していきます。
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外国人がお店に来たらこのフレーズ!とっさの接客対応に使える英会話12
外国人がお店に来るとどんな風に声をかけていいのか焦ってしまいます。そうならないために事前に接客対応に使える英会話を覚えておけば、焦ることなくスムーズに接客をすることができます。
席を案内するときに使える英会話
日本ではまず最初に「いらっしゃいませ」と声をかけますが、英語圏では「いらっしゃいませ」と言う習慣はありません。その代わりにGood evening./Good afternoon.というように挨拶を交わします。
その後は日本語での接客とほぼ同じです。「何名でご利用なのか」「禁煙席なのか喫煙席なのか」「注文が決まったら呼んでください」と伝えます。
例文は以下を参考にしてください。
【1】Good evening./Good afternoon.
(いらっしゃいませ)
【2】How many people? /How many are in your group?
(何名様ですか?)
【3】Would you like smoking or non-smoking section.?
(喫煙席と禁煙席、どちらがよろしいですか?)
【4】Please press the button when you are ready to order.
(ご注文がお決まりになりましたらボタンを押してお呼びください)
提供
料理を提供する時も、伝えることは日本語での接客と同じです。 日本では料理が全て揃った後に「ごゆっくりどうぞ」と伝えますが、英語圏では「Enjoy your meal!」と伝えることが多いです。
【5】Here’s your ○○○.
(こちらがご注文の○○○です)
【6】Have you received all your meals?
(ご注文のお食事はすべておそろいですか?)
【7】Enjoy your meal!
(ごゆっくりどうぞ)
お会計
お客さんが席を立ったら最後にお会計です。外国人客は日本人に比べてクレジットカードを使う場合も多いため、お支払いは現金なのかはクレジットカードなのかしっかりと確認するようにしましょう。
【8】Would you like to pay together or separately?
(お会計はご一緒ですか、それとも別々にしますか?)
【9】That’s 4,150 yen all together.
(全部で4,150円です)
【10】Would you like to pay by cash or credit card?
(お会計は現金ですか、クレジットカードですか?)
【11】Sign here, please.
(こちらにサインをお願いします)
【12】Thank you very much. Have a good night/day! Hope to see you soon!
(ご来店ありがとうございました。おやすみなさい/よい一日を! またのご来店をお待ちしています)
【シチュエーション別】すぐに使える接客英語フレーズ
飲食店やホテル、空港などそれぞれの場面によって使用する接客英語フレーズは異なります。そこで、それぞれの場面にあった接客英語フレーズを紹介していきます。
【飲食店編】これさえ覚えておけば入店・案内・お会計もスムーズ
飲食店に外国人客が入店したらまず最初に「Do you have a reservation?」と声をかけます。 reservationとは「予約」の意味で、「予約はしていますか」となります。
満席であれば「There is no table available now.(現在席が空いておりません)」と伝え、「Please have a look at the menu while you are waiting.(メニューをご覧になってお待ちください)」と伝えることでお客さんが席に着いてからスムーズに注文を取れるように準備をしておきます。
英語メニューを要求された場合は「Here’s the English menu for you.(こちらが英語のメニューです)」と伝えメニュー表を渡します。
【ホテル・空港編】フロント案内やチェックイン・チェックアウトに使える英語フレーズ
ホテルや空港ではまず最初に予約の名前を確認しなければいけません。
「What name is the reservation under?」と予約する名前を尋ねます。
予約の名前の確認が出来たら次は支払いです。
「Would you like to pay in cash or by credit card?」 現金払いなのかクレジットカード払いなのかを確認しましょう。
クレジットカード払いで、取り扱いのないカードを提示された場合は「I’m very sorry but we accept only VISA or MasterCard.(申し訳ございませんが、VISAとマスターカードのみ取り扱っております)」と伝えます。
支払いが済んだら最後に部屋の鍵を渡します。
「You are in room 1005, on the 10th floor.(お部屋は10階、1005号室になります)」
「Here is your room key.(こちらがお部屋の鍵です) 」
【アパレル編】サイズや試着の案内に役立つフレーズ集
お客さんが何か探しているようであればサイズなどを伺ってみましょう。
「What’s your size?(サイズはいくつですか?)」
どの色を探しているのかを伺う場合はこちらです。
「What color are you looking for?」(どの色を探していますか?)」
お客さんが試着をしたいと訪ねてきた際は、試着室へ誘導しましょう。
「The fitting rooms are over there.(試着室はあちらです)」
接客に使えるおすすめの英語アプリを紹介
英語アプリを使えば、効率よく接客英語を学ぶことができます。
居酒屋やホテル・コンビニまで幅広いシーンに対応したフレーズを探すなら「接客英語アプリ」
「接客英語アプリ」を使えば、居酒屋やホテル、コンビニなどあらゆるシーンに対応した接客英語を学ぶことができます。
「接客のきっかけを作るフレーズ」や「接客に頻出するフレーズ」「会計時に使うフレーズ」などシチュエーションごとにフレーズが分けられているので、より実践に近い接客英語を学べるアプリです。
ホテル・レストラン業界向け接客英語アプリ「5crowns英会話」
ホテルやレストラン協会向けの接客英語を学べるアプリなら「5crowns英会話」がおすすめです。
日常の挨拶や場所の聞き方など普段の会話に必要な例文が揃っているのでより実践的な英語を学べます。
既に採用している大手ホテルチェーンもあり、注目されている英会話アプリです。
英会話を身につけて顧客満足度もアップ
日本を訪れる訪日外国人観光客が年々増えている中で、英語での接客は必須とも言えます。ホテルや空港だけでなく、レストランや居酒屋、アパレルショップなど様々なお店で英語が必要になってきています。
突然来店した外国人客に対しても焦ることなく接客ができれば、外国人観光客の満足度があがり、外国人からの評判も良くなることでお店の売上 up へとつながることも期待されます。
このように、英語での接客は外国人観光客を受け入れる上でとても重要な対策の一つです。
今後も外国人観光客がますます増加することが予想され、英語での接客はより求められるものとなっていくことでしょう。
<参照>
- Berlitz blog:これだけ覚えれば完璧!気持ちいい接客英語シリーズ
- Omotenashi☆Eikaiwa:LESSON 1 お客様をお迎えしよう!
- YOLO:目指せ接客上手!ホテルのチェックインで使える英語例文集
- 英語学習ボックス:これで安心!接客英語のプロに聞いた外国人をもてなす言葉25選
- MoPac:ホテル・レストラン業界向け接客英語アプリ「5crowns英会話」サービス開始!
- Isuta:英語で接客できるようになる!頻出フレーズをまとめた『接客英語アプリ』が超便利
-
週刊アスキー:見て聴いて学習する英語接客アプリ―注目のiPhoneアプリ3選
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