2020東京オリンピック競技の"ロードレース"とは | 難関コース・見どころ・ルール・魅力・種目・観戦方法など

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※新型コロナウイルスのパンデミックを受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックは1年程度の延期が決定しました。詳細な日程、選考基準などは、公式情報が発表され次第、順次更新します。

先日、2020年東京オリンピックのロードレースでのコースが発表されました。ロードレースとは、自転車競技の一つです。

このコースの一部となる東京都多摩市では、この連休にさっそく応援イベントが開催され、地域の関心も高い競技となっているようです。

今回は、ロードレースのルールから観戦方法まで、東京オリンピックでのロードレースについて解説します。事前にルールや見所を把握しておくことで、ロードレース観戦を楽しむことができるでしょう。

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オリンピックでのロードレース概要

ロードレースは自転車競技の一種で、過酷なコースで繰り広げられる体力戦が魅力的な競技です。

男子は130人、女子は67人の総勢193名が競います。男子はオリンピック初日の7月25日(土)午前11時、女子は7月26日(日)午後1時からスタートとなります。

オリンピックでのロードレースについて詳しく解説します。

史上最難関とも言われるコース

男女ともに東京府中市の武蔵野の森公園をスタート地点とし、富士スピードウェイがゴールとなります。距離は異なり、男子は234km、女子は137kmです。

▲男子ロードレースのマップと高低図(c)Tokyo 2020:シクロワイアード
▲男子ロードレースのマップと高低図(c)Tokyo 2020:シクロワイアード

▲女子ロードレースのマップと高低図 (c)Tokyo 2020:シクロワイアード
▲女子ロードレースのマップと高低図 (c)Tokyo 2020:シクロワイアード

総標高差は、男子は4,865m、女子は2,692mという高低差の激しさに加え、峠を5つ越えるという難関なコースとなります。このような厳しいコースとなった背景として、富士山周辺を活用した「日本らしさ」を出したいとの要望を反映させた結果によるものです。

開催国枠あり!

2020東京オリンピックにおける自転車競技ロードレースの出場枠は総勢193名です。最大出場枠は、1チームにつき、男子5名、女子4名となります。

なお、ロードのオリンピック種目は「ロードレース」と「個人タイムトライアル(TT)」の2種目で競います。男子のロードレースは最大128名の出場枠が設けられており、開催国枠として2名確保されました。また、UCI国別ワールドランキングの順位により最大出場枠が変動します。一方、男子のタイムトライアルは出場枠が設けられていません。

女子ロードレースでは、最大65名の出場枠が設けられており、男子と同じく、UCI国別ランキングによって出場枠が変動します。また、女子タイムトライアルの出場枠は設けてられていません。なお、UCIランキングに反映される大会等については、後ほど詳しく説明します。

約1年間の結果で決まる

選考期間は2018年10月22日から2019年10月29日までの約1年間の成績によって決定します。

また、以下の大会結果によってUCIランキングが変動し、2019年10月27日の順位で出場選手が確定となります。国別ランニングだけでなく、個別のランニングもオリンピック出場に影響します。

  • 2019UCIコンチネンタル選手権(アフリカ)
  • 2019UCIコンチネンタル選手権(アジア)
  • 2019UCIコンチネンタル選手権(アメリカ)

ロードレースとは?

そもそもロードレースとは、どういった競技なのでしょうか。ここではロードレースという競技について解説していきます。

一般道を使った自転車競技

ロードレースは、自転車競技の中でも主に一般道を走るレースのことで、ゴールの着順や所要時間を競います。

大会によって参加人数は大きく異なります。例えば、ロードレースの最高峰であるツール・ド・フランスでは、およそ200人もの選手が参加します。

コースも大会によって異なり、起伏の激しいコースから平坦な道のりが続くコースまで様々です。選手は、コースや気候条件などに対応して競技に臨まなければなりません。

ルール

チーム戦であるロードレースと個人競技であるタイムトライアルの2種目それぞれのルールについて説明します。

ロードレースは全員一斉にスタートし、予選無しのワンラウンド制で1位を目指します。東京オリンピック2020では、男子は約250km、女子は約140kmもの距離で先着順に順位が決まります。個人競技との違いが分かりにくいのですが、エースを勝たせるために他の選手が前を走って風よけになるなど、サポート役に徹するといった特徴があります。つまり、個人の体力だけでなく、チームとしてのバランスが勝敗を決する競技となります。

タイムトライアルは、全員一斉スタートではなく、1名ずつ90秒ごとに個別にスタートします。ロードレースと同様、一発勝負のワンラウンド制で、スタートからゴールまでの速さを競います。東京オリンピック2020では、距離は男子が44km、女子は29kmとなります。

距離の近さが魅力

選手との距離が近いことがロードレース最大の魅力です。スタート前には、選手がファンからのサインに応じることもあります。

レースの種類

個人レースの種類は主に3種類です。

1つ目がタイムトライアルです。タイムトライアルの中でも、個人タイムトライアルとチームトライアルの2種類があります。個人では、個人のタイムを競い、チームの場合は大会の規定人数の最後の選手がゴールしたタイムで他チームと競います。

2つ目がステージレースです。ステージレースでは、各ステージで順位とタイムを競い、最後に全ステージ分の合計タイムが少ない選手が総合優勝となります。総合優勝だけでなく、各ステージごとの順位やタイムでも表彰もあります。最大3週間にわたって行われる、熾烈な争いです。

3つ目がワンデーレースです。ルールは簡単で、最も早くゴールした人が優勝となります。ワンデーレースは、難しいコースが設定される場合が多いのが特徴です。中には100年もの歴史をもつ大会もあり、長年多くの人に愛されてきたレースです。

大会によってはレース内容が異なる場合もあり、オリンピックではタイムトライアルのみが行われます。

他の自転車競技との違い

自転車競技は、第一回オリンピックで採用されてから、途切れることなく行われてきました。他の自転車競技についても説明します。

<BMX>

BMXには、速さを競う「BMXレース」と技術を競う「BMXフリースタイル」があります。

BMXレースでは、1週300~400mのコースで先着順のスピード勝負となります。

BMXフリースタイルでは、与えられたエリアの中で、持ち時間内で技を披露し、表現力・難易度・技のクオリティーなどが評価され、総合的に勝敗が決められます。フリースタイルの中でも、ダードジャンプ・ストリートなど、様々な種目があります。

<トラック>

スプリントは、個人競技で、先にゴールに着いたものが勝利となります。また、ケイリンは、日本発祥の競技で、過去に日本人がメダルを獲得しています。他にも、チームパシュート、チームスプリント、オムニアムなどもあります。

<マウンテンバイク>

ロードレースと同様、先にゴールした者の優勝となります。マウンテンバイクを使用するので、使用するバイクが異なります。起伏の激しいコースが中心となるため、細かい運転技術を必要とします。

観戦するには?

東京オリンピック2020でロードレースを観戦する方法を紹介します。

無料で見れる!

基本的には、走行経路での観戦は無料となります。ただし、ゴール地点である富士スピードウェイで観戦する場合はチケットが必要です。

プレイベントあり

本番に先駆け、2019年7月21日にプレイベントが開催されます。本番と同様、東京都府中市の武蔵野の森公園がスタート地点で、富士スピードウェイがゴール地点です。途中の「富士山麓方面ルート」は省かれますが、距離は179km、獲得標高3700mというコースの厳しさは本番とさしてわかりません。

世界各国からの参加が予想され、最大24チームの参加が期待されます。先述したように、本番と同じく、路上から無料で観戦できます。

無料で観戦できる競技、ロードレース

ロードレースは路上から無料で観戦できます。スタート前の選手と触れ合うこともできるなど、他の競技と違い、選手との距離が近いのが魅力でしょう。

マラソンのような個人競技ではなく、チームで戦う要素もあることを理解して観るとより楽しめるのではないでしょうか。

この後も10月までかけて出場選手が決まります。出場枠をかけた選手間での戦いにも注目です。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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