【緊急会見】東京 感染107人に小池知事「警戒要する段階」「感染しない・させない」呼びかけ 新型コロナ

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小池都知事は、本日都内で確認された新型コロナウイルス(COVID-19)の新規感染者数が107人となったことを受け、第32回東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議を本日7月2日16時ごろから開き、さらに17時ごろから緊急の都知事記者会見を開きました。

この記事では都知事記者会見についてお伝えします。

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都知事「感染拡大要警戒」

小池都知事は本日7月2日17時ごろから緊急の都知事記者会見を開き、東京都内で新型コロナウイルスの感染が拡大しつつあると警戒を示しました。

記者会見冒頭では、小池都知事から先日発表された新しいモニタリング指標に沿って6月25日〜7月1日の感染状況について専門家の意見を踏まえた状況の解説がありました。

新しいモニタリング指標は大きく2つの柱があり、「感染状況」と「医療提供体制」の2つから評価されます。

感染状況は、新規感染者数、新規感染者数のうち経路不明の感染者数などからなります。

医療提供体制では、検査の陽性率、検査人数、入院患者数などが主な要素となっています。

これらの項目について専門家から総括コメントを持って評価するとのことです。

6月25日〜7月1日の接触歴の不明者の増加人数が7日間の移動平均で27.1、増加比158.4となっており、この状況が4週間継続されると接触歴不明の新規感染者が約6倍となる可能性があることから、感染状況に関しての評価は4段階のうちレベル3の感染が拡大しつつある「感染拡大要警戒」だと述べました。

医療提供体制に関しては重症者が7月1日時点で10人、入院患者数は新規感染者が増加していることから入院者数も増加傾向となっています。

医療スタッフと病床数の確保に時間がかかることから、医療提供体制に関しては4段階のうちレベル2であるとのことです。

6月25日〜7月1日の新規感染者の詳細は、20代〜30代が全体の約7割を占めており、感染場所は夜の街が約4割(調査中が4割)となっています。

感染場所に関しては新宿エリアと池袋エリアがほとんどだそうです。

6月25日〜7月1日の新規要請者の内訳 7月2日知事記者会見緊急記者会見
▲[6月25日〜7月1日の新規要請者の内訳]:7月2日知事記者会見緊急記者会見

新型コロナウイルス感染症の医療体制などの状況 7月2日知事記者会見緊急記者会見

▲[新型コロナウイルス感染症の医療体制などの状況]:7月2日知事記者会見緊急記者会見

またこれまで主な感染経路であった接待を伴う飲食店関係の感染だけではなく、若者のパーティーや会食での感染が増加傾向だということです。

さらに無症状患者が多く、自覚がないまま感染を拡大している恐れがあるそうです。

小池都知事や専門家は症状が重症化しやすい高齢者に対して、感染が波及することに警戒を示しました。

改めて意識の引き締め「感染しない・させない」

今回新規で確認された感染者は107人で、これまでの傾向と同じく多くが若者だと小池都知事は述べました。

小池都知事は都民に対し、夜の街や繁華街への外出は控えるように呼びかけました。

また接待を伴う飲食店関係者に対しては、体調不良などを感じたらすぐに休み医療機関へ受診するようにと伝え、経営者に対しては従業員がPCR検査をうけるようにはたらきかけてほしいと強く言及しました。

さらに各事業者に対しては、各業種ごとに作成されている感染拡大予防ガイドラインの再度徹底を要請しました。

小池都知事は改めて一人一人が感染予防対策である3密を避ける、手洗いうがいの徹底を行い、感染しない、させないことが重要だと述べました。

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訪日ラボ編集部

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