訪日外国人観光客は年々増加傾向にあり、2019年には3,188万人と過去最高を記録しました。
拡大を続けているインバウンド市場ですが、過去5年で来日した観光客が約2.8倍に増加している国がアイルランドです。
アイルランドはラグビーが盛んな国であることから、2019年にラグビーワールドカップが開催された際には、特に多くの観光客が訪れました。
本記事では注目されているアイルランドについて、基本情報に触れながらインバウンドデータについて解説していきます。
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アイルランドの基本情報
アイルランドは北大西洋のアイルランド島に位置する立憲共和国で、正式名称は「アイルランド共和国」です。
面積は7万300平方キロメートルで、北海道の面積の約8割ほどです。
首都はダブリンで、約496万人の人口のうち約78%がカトリックを信仰しています。
第一公用語はアイルランド語ですが、ほとんどの人が英語を使っています。
1973年にのちの欧州連合(EU)になるECに加盟し、現在では通貨としてユーロが流通しています。
アイルランドは別名エメラルド島とも呼ばれており、ケルト文化が息づいた島には、あふれる豊かな緑の中に先史時代の遺跡が残っています。
日本でも流通しているギネスビールはアイルランドの発祥で、ほかにもアイリッシュ料理が有名です。
アイルランドの経済レベルはどれくらい?
IMFの統計によると、2019年のアイルランドのGDPは約3,985億米ドルで、国民一人当たりのGDPは、91,960米ドルです。
同発表による日本における2019年のGDPは 約5兆800億米ドル、一人当たりのGDPは40,256米ドルです。
このことから、アイルランドのGDPは日本よりも低いですが、国民一人あたりのGDPは日本よりも約2倍高いことが分かります。
また、物価も日本に比べるとやや高めです。
各国の物価水準を比較するThe EconomistのThe Big Mac indexを見てみると、アイルランドが含まれるユーロ圏ではビッグマックの値段は4.79米ドルに対し、日本は3.64米ドルです。
「ラグビー大国」アイルランド
アイルランドはラグビー大国としても有名です。
2019年11月の時点でラグビーの世界ランキングは5位と高く、ラグビーワールドカップには9回連続で出場しています。
出場時にはイギリス構成国の一つである北アイルランドとの合同でチームを組んでいます。
北アイルランドはアイルランド島の北部に位置しており、1921年にアイルランドがイギリスから独立する際に、イギリスに留まった地域です。
北アイルランドには、プロテスタント系の住民とカトリック系の住民が存在しており、両者の宗教の違いや、イギリスへの連合を望むか独立を望むかの立場の違いから、1960年代から90年代にかけて内戦や紛争が起こっています。
しかし、アイルランドラグビー協会は、国が分かれる以前の1879年に発足し、代表チームはアイルランドと北アイルランドの選手で構成されている「統一チーム」です。
政治的、宗教的な混乱が起こる中でもラグビーの試合では、人々が国籍を超えて一つになるなど、アイルランドにおいてラグビーは社会的にも重要な役割を担っています。
アイルランドにおける日本文化イベント
日本文化はアイルランドでも人気があり、「EXPERIENCE JAPAN」というイベントがダブリン市議会や日本大使館などの組織の支援により、2010年から毎年開催されています。
このイベントでは、日本の音楽やダンスのパフォーマンス、伝統的工芸品の鑑賞、日本食の体験などができます。
ほかにも国際交流基金と在アイルランド日本大使館が主催し、日本映画を上映する「日本映画祭」というイベントも毎年4月に催されています。
アイルランド市場の訪日旅行(インバウンド)データ
インバウンドにおけるアイルランド市場にアプローチをする際には、国の特徴だけでなく、インバウンドにまつわるさまざまなデータを収集する必要があります。
ここでは訪日アイルランド人観光客市場の傾向について、その増加率や多く訪れている月、情報収集手段などの側面から解説します。
訪日アイルランド人観光客数は過去5年間でどれくらい増えている?
アイルランドから日本に来る観光客は過去5年で年々増加傾向にあります。
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