ワクチン接種 観光業の商機か 高齢者向けプラン続々

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コロナ禍でホテルの需要が低迷する中、政府が設置した大規模接種センターの周辺などでは、ワクチンの接種を受ける高齢者向けの宿泊プランを打ち出す動きが相次いでいます。

また、旅行会社がワクチン受付業務を受託したり、民間バス会社が接種会場までの輸送を担うなど観光業を支える動きもでています。


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ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

高齢者の大規模接種前、ホテルで体調管理

東京都大手町と大阪府北区に設置された政府の大規模接種センターでは、2021年5月24日からワクチンの接種が始まり、周辺のホテルでは、接種を受ける高齢者や付き添いの人向けのプランを打ち出しています。

三井不動産ホテルマネジメントは、北海道、千葉、東京、愛知、大阪、熊本にある全国各地24のホテル「ワクチン接種施設ご利用者サポート!日帰り&宿泊プラン」を始めました。

接種者本人および付き添い人が対象となり、日帰りプランと宿泊プランの二種類が設けられています。

また「阪急阪神ホテルズ」は、「ワクチン大規模接種センターご利用者応援プラン」を売り出しています。

大阪や東京などにある4つのホテルで、会場へのアクセスが良いことなどをアピールし販売しています。

接種者本人と付き添い者が対象となり、チェックインの際にワクチン接種券を提示すれば、割安で泊まれるプランです。

バス会社も接種会場までの輸送を支える

高齢者への大規模接種開始を受けて、バス会社でも新たな収入源が生まれています。

全国各地で自治体が集団接種の会場へスムーズに移動してもらおうと、民間のバスを借り上げて直行便に利用する動きが広がっているからです。

大阪府では大阪市富田林市奈良県明日香村、滋賀県草津市でワクチン接種会場への直行バスを運行しています。

接種の利便性を高めるために実施されたこの取り組みですが、コロナ禍で経営が圧迫されているバス会社にとって事業委託が新たな収入源となっています。

さらに、バスを接種会場として提供する動きも出ています。

厳しい経営環境が続くホテル各社、またバス会社はワクチンの接種に伴う外出と結び付けたプランで収益の底上げを図るとともに、感染収束後の利用にもつなげる考えです。

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<参照>
明日香村:新型コロナワクチン集団接種会場へのアクセスについて
大阪シティバス株式会社:自衛隊大阪大規模接種センター(国際会議場)への直行バスの運行について
草津市:『新型コロナウイルスワクチン接種』集団接種会場への巡回バス運行のお知らせ(無料)
富田林市:ワクチン接種会場へのアクセスについて
阪急阪神第一ホテルグループ:ワクチン大規模接種センターご利用者応援プラン
三井不動産ホテルマネジメント:ワクチン接種施設ご利用者サポート!日帰り&宿泊プラン

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

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  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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