オーストラリア政府観光局は、7月15日にオーストラリアのダン・ティアン貿易・観光・投資大臣と国内大手旅行会社や航空会社と会合を実施しました。
会合では、日本の大手旅行、航空会社との間でパートナーシップが結ばれたほか、日豪間のトラベルバブルについても協議されました。
ダン・ティアン大臣によると、オーストラリア国内からは、日本をニュージーランドに次ぐ二国目のトラベルバブルパートナー国にしてほしいとの要望が出ているということです。
大臣はまた、ポストコロナにおいて引き続き日本人観光客をオーストラリアに迎え入れたい考えも示しました。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)日豪間のつながり強化、トラベルバブルも協議
7月15日、オーストラリア大使館にてオーストラリア旅行の需要回復のための相互協力および活動強化に関する覚書の基本合意が行われました。
日豪のつながりを維持、強化していくことで観光を回復させていきたい考えです。
全7社とパートナーシップを締結
会合では、日豪間の強固なつながりを維持するために全7企業とパートナーシップが締結されしました。
国内旅行会社と航空会社による7企業は以下の通りです。
- 株式会社 エイチ・アイ・エス (HIS)
- 日本航空株式会社 (JAL)
- ジェットスター航空 (JETSTAR)
- 株式会社 JTB (JTB)
- KNT-CTホールディングス株式会社 (KNT)
- 株式会社 日本旅行 (NTA)
- カンタス航空 (QANTAS)
ダン・ティアン貿易・観光・投資大臣は、「本日パートナーシップ締結を行った各社をはじめ、オーストラリア政府観光局や各州政府観光局、観光業一同で連携してまいります。」とコメントし、二国間の連携をオーストラリアの観光回復につなげていきたい姿勢を示しました。
ニュージーランドに次ぐ日本とのトラベルバブルに意欲
また、日豪間のトラベルバブル(隔離なしの自由渡航)についても協議されました。現在オーストラリアはニュージーランドとの間でのみトラベルバブルを実施していますが、対象国に日本を追加することに前向きな様子です。
ダン・ティアン大臣は、オーストラリア国内から日本とのトラベルバブルを望む声が上がっていることを明らかにしました。「次のトラベルバブルのパートナー国を日本にして欲しいとの声も多く聞かれます。」ということです。
ただ、現在オーストラリアとニュージーランドでは感染状況が落ち着いていると強調されたことや、日本とのトラベルバブルについて「状況次第では」との言葉があったことから、日本国内のコロナ封じ込めが求められていると考えられます。
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