オーストラリア政府は29日、12月1日に予定していたワクチン接種済みの日本人と韓国人の観光客を含む渡航者を隔離なしで受け入れる規制緩和について、12月15日まで実施を見合わせると発表しました。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)12月15日まで、規制緩和を一時停止
オーストラリア国家安全保障委員会は、12月1日から12月15日までの間、外国人技能者や学生、人道的ビザ、ワーキングホリデー・メーカービザ、プロビジョナル・ファミリービザ保有者に対するオーストラリアの安全な再開に向けた規制緩和を一時停止すると決定を下しました。
また、日本と韓国からの旅行者に対する再開も、12月15日まで一時停止します。
この規制により、オーストラリアは、ワクチンの有効性、より軽度の症状を発生させる可能性を含む病気、感染の程度など、オミクロン株の理解を深めるために必要な情報を収集する方針です。
オーストラリアの入国制限の現状
オーストラリアの国境は、ワクチンを接種を完了したオーストラリア国民、永住権保持者および近親者、ならびにワクチン接種済のニュージーランドおよびシンガポールからの旅行者および限定的な免除者以外の旅行者に対してはすでに閉鎖されていました。
またオーストラリアに到着するすべての旅行者は、PCR検査の結果が陰性であること、オーストラリアの旅行者申告書にワクチン接種状況の詳細を記入し、州・準州の公衆衛生上の要件を遵守することを確認する必要があります。
オミクロン株の影響を考慮した対応
オミクロン株の急速な感染拡大を受け27日、オーストラリア政府は以下の措置を発表しました。
オーストラリアの市民または永住権保持者、または市民の両親を含むその近親者ではなく、過去14日以内にオミクロン株が検出・拡散されたアフリカ諸国に滞在したことのある人は、直ちにオーストラリアへの入国ができなくなります。
対象国は以下の通りです。
- 南アフリカ
- ナミビア
- ジンバブエ
- ボツワナ
- レソト
- エスワティニ
- マラウイ
- モザンビーク
これらの国から入国するオーストラリア国民および永住権保持者、両親を含む近親者は、管轄の取り決めに従い、14日間の即時監視付き検疫を受ける必要があります。
すでにオーストラリアに到着している旅行者で、過去14日以内に8カ国のいずれかに滞在したことがある人は、直ちに隔離され、COVID-19の検査を受けた後、アフリカ南部を出発した時点から14日間の隔離を含む管轄の検疫要件に従わなければなりません。
これらの制限は、ニュージーランドとシンガポールとの間で設定した安全旅行区域から到着した留学生や長期移民などで、過去14日以内に8カ国のいずれかに滞在したことがある人にも適用されます。
また、これらの国からのフライトは予定されておらず、これらの措置は12月15日まで継続されます。
過去14日以内に8カ国のいずれかに滞在したことがある人にも適用されます。
ニューサウスウェールズ州とビクトリア州では、オーストラリア国民、永住権保持者、直系親族が入国する際に、検査と72時間の隔離を実施しています。
その他の州では、14日間の管理検疫が義務付けられており、旅行者の上限設定が施行されています。
徹底した水際対策を行うオーストラリア
オーストラリアには、新型コロナウイルス対策の実績があり、世界で最も死亡率が低く、ワクチン接種率が高い国のひとつです。
そのため、政府は新型コロナウイルスとその新たな課題に対処するための強固な体制を整えていると確信しています。
世界で最も高いワクチン接種率を誇っており、92.3%が初回接種を受け、86.8%の対象者が二重接種を受け終えているとのことです。
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