政府は、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開設について大阪府・市の整備計画を認定しました。大阪府と大阪市は2029年中の開業を目指しています。
元々外国人観光客の多い大阪ですが、IRが開業されれば、インバウンドにも大きな影響を与えるものと見込まれます。
なお長崎県も認定を申請していましたが、今回の認定は見送られました。
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"日本初カジノ"は大阪、IR候補地として初認定
政府は14日に開催されたIR推進本部で、大阪府・市の統合型リゾート施設(IR)の整備計画を認定しました。
2018年に「IR実施法」が制定されて以降、候補地の選定が行われてきました。大阪府と市は人工島「夢洲」で29年の開業を目指しており、開業されれば日本で初めてのカジノが併設された施設となります。
カジノは大きな経済効果が見込まれます。整備計画によれば年間の来場者は2,000万人、年間売り上げは5200億円を予定しています。
アメリカカジノ運営大手のMGMリゾーツインターナショナルとオリックスなどが出資し、リゾート施設の運営を行います。初期投資額は1兆円超となる見込みで、東京オリンピックに匹敵する巨大事業となりそうです。
大阪は2025年に万博の開催を控えており、これらの巨額投資のリターンが得られるかが焦点になります。
長崎は見送り、継続審査
長崎県も大阪府・市と同じくIR計画を申請していましたが、今回の認定は見送られ、継続審査となります。
長崎県はハウステンボス内に誘致し、27年の開業を目指していました。
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<参考>
大阪府:大阪IRについて
長崎県:特定複合観光施設(IR)
内閣府:第9回 特定複合観光施設区域整備推進本部 会合 議事次第
観光庁:IR区域整備計画について