日本政府観光局(JNTO)は8月21日、2024年7月の訪日外客数推計値を発表しました。
7月の訪日外客数は329万2,500人で、2019年同月比10.1%増を記録。6月の訪日外客数(313万5,600人)と比較しても15万人以上の大幅な増加となっています。
国籍別のデータでは、中国が77万6,500人で、2022年の水際対策緩和後初めて1位に返り咲く結果となりました。
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7月の訪日外客数は329万人
日本政府観光局(JNTO)が8月21日に発表した訪日外客数推計値によると、2024年7月の訪⽇外客数は329万2,500人でした。6月の313万5,600人と比較すると15万人以上増加し、5か月連続で300万人を超えています。2019年同月比は10.1%増で、コロナ禍前を上回る水準まで回復。6月に引き続き、10か月連続で2019年同月を超えました。
全体としては東アジアや欧州を中心に、学校休暇・夏季休暇などにより訪⽇需要が高まったとみられます。
国別1位は中国 コロナ後初
国別では中国が2019年同月比-26.1%の77万6,500人で、前月まで1位だった韓国を抜き、コロナ禍後初めての首位となっています。2位が韓国(2019年同月比34.9%、75万7,700人)、3位が台湾(同24.5%、57万1,700人)、4位が香港(同28.7%、27万9,100人)、5位が米国(同60.1%、25万1,200人)でした。中国は先月6月が66.1万人だったところから、10万人以上の伸びとなりました。ただし、例年7月ごろが訪日のピークであるため、8月以降も1位を維持していくのかはまだわかりません。2019年比では26.1%減にとどまっており、航空便の回復の遅れなどが未だ影響していますが、高止まりしていた航空チケット代も少しずつ下がってきており、訪日しやすい状況が戻ってきているようです。
10月頭には国慶節の7連休も控えており、今後の中国市場の伸びには注目しておくべきでしょう。
他、2019年同月比での伸び率が大きかったのは中東地域(同87.9%、1万2,800人)、メキシコ(同84.7%、1万6,000人)、カナダ(同64.6%、4万8,200人)などです。
また、調査された23市場のうち19市場で7月の過去最高を記録していて、中でも香港、メキシコは単月の過去最高を更新しました。
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日本政府観光局(JNTO):訪日外客数(2024年7月推計値)
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