観光業に関する求人・仕事検索割合、コロナ以降過去最高に(Indeed調査)

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求人サイト「Indeed(インディード)」を運営するIndeed Japan株式会社は、観光業やインバウンドに関する求人と仕事検索の動向を調査しました。

2024年上半期の「観光業」に関する求人と仕事検索の割合は、ともに2019年以降(各年同期比)で過去最高にのぼりました。

また「インバウンド」に関する仕事検索割合は、コロナ禍の2021年上半期比で約4.7倍増加しています。

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Indeed、観光業・インバウンドに関する求人と仕事検索の動向調査を実施

2024年7月の訪日外客数は、329万2,500人で単月として過去最高を記録し、5か月連続で300万人を超えています。

Indeed Japan株式会社は、夏の観光シーズンに向けて、観光業やインバウンドに関連する求人と仕事検索の動向について調査を行い、8月9日にその結果を発表しました。

【求人動向】観光業に関する求人割合、2019年以降で過去最高に

2024年上半期(1〜6月)のIndeed上の観光業に関する求人割合は、2019年以降(各年同期比)で過去最高となりました。

2019年同期比では4.9%増となっており、コロナ前の水準まで回復したといえそうです。

▲観光業に関する求人割合:Indeed Japan株式会社
▲観光業に関する求人割合:Indeed Japan株式会社

また、観光業のうちインバウンドに関する求人割合は、2024年上半期(1〜6月)は2023年同期比で約1.2倍に、コロナ禍の2021年同期比で約2.0倍に増加しています。

コロナ前の水準までは回復していないものの、コロナ後の訪日外客数増加とともに、求人も増加傾向といえます。

▲インバウンドに関する求人割合:Indeed Japan株式会社
▲インバウンドに関する求人割合:Indeed Japan株式会社

【仕事検索動向】観光業に関する仕事検索割合、2019年以降で過去最高に

2024年上半期(1〜6月)の観光業に関する仕事検索割合については、求人割合と同様、2019年以降(各年同期比)で過去最高となりました。

2019年同期比では約1.1倍で、コロナ前の水準まで回復しているといえます。

▲観光業に関する仕事検索割合:Indeed Japan株式会社
▲観光業に関する仕事検索割合:Indeed Japan株式会社

また、インバウンドに関する仕事検索割合は、2024年上半期(1〜6月)は2023年同期比で約1.4倍となっており、コロナ禍の2021年同期比では約4.7倍と大きく増加しました。

コロナ前の2019年同期比では-1.2%とわずかに及ばないものの、コロナ後の訪日外客数増加とともに、求職者のインバウンドに関する仕事への関心も増加しているといえます。

▲インバウンドに関する仕事検索割合:Indeed Japan株式会社
▲インバウンドに関する仕事検索割合:Indeed Japan株式会社

一方で、観光業界では人手不足が顕在化しています。仕事検索の割合も戻ってきてはいるようなので、今後は人材を探している企業側と、求人を探している人とを効果的に結びつけられるかが課題となりそうです。

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<参照>

Indeed Japan株式会社:Indeed、観光業・インバウンドに関する求人および仕事検索の動向を調査。2024年上半期の「観光業」に関する求人割合、仕事検索割合ともに2019年以降(各年同期比)で過去最高。

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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