公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博におけるデータ利活用の取り組みについて発信する「データ利活用コミュニケーションサイト」を開設しました。
大阪万博のコンセプト「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」のもと、今回の万博を実証の場として、データの保護と利用を両立した利活用を推進していくとしています。
万博会場のデータをサービス向上や運営改善に活用
今サイトでは、万博で実施するデータ利活用の全体像を公開しています。
本取り組みへの参加を希望する事業者と共に、万博会場での以下のような情報からデータ連携基盤を構築し、来場者サービスの向上やより良い会場運営に役立てるとしています。さらに、今回の万博で蓄積されたノウハウは社会へと還元する方針です。
- 予約情報
- 施設・イベント情報
- 来場者の属性データ
- 会場情報
- バーチャル会場への訪問履歴
またユーザーに関するデータについては、本人が同意した場合に限り、データ提携されます。

また、データ利活用を推進する上で、データの保護・利用を両立した信頼あるデータ利活用を実施するために定められた、データ利活用の5原則「TRUST」の概要も公開されています。
- T:Transparency&Privacy…ユーザーのプライバシーに対する影響を明らかにし、データの取り扱いに関する透明性の追求
- R:Resilience&Security…共通のセキュリティ基準・ルールの則ったデータの管理・運用と責任ある体制構築
- U:User Controllability&Accountability…データ連携に対するわかりやすく実行的な説明とユーザーの意思の反映
- S:Sustainability,Equity,Inclusivity…多様かつ多元的な価値を認識し、公平で将来的な価値を見据えたデータ利活用の追求
- T:Together for Co-Creation…データの相互利用による共創を通じた新たな価値の社会への還元

外国からの予想来場者数は350万人
今回の大阪万博における外国からの来場者数は、350万人と予想されています。多くの外国人観光客が訪れる万博でのデータ利活用によって、どのようなノウハウが集約されるのか期待されます。
開幕半年前となる10月13日には、「大阪・関西万博 開幕半年前イベントin道頓堀」が開催される予定です。開幕が迫る大阪万博の動向について、引き続き注視していく必要があります。
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<参照>
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
- 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)におけるデータ利活用の取り組みの実施について~データ利活用の取り組みを発信するWebサイトを開設~
- 大阪・関西万博におけるデータ利活用の取り組み
- EXPO 2025 大阪・関西万博におけるデータ利活用の取り組み〜データを軸とした共創の推進〜
-
「大阪・関西万博 開幕半年前イベントin道頓堀」を10月13日に開催します!
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