インバウンドに人気の「中古ブランド」ランキング!2位はルイ・ヴィトン、1位は?

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

国内最大級のブランド品買取・販売サービス「Brandear(ブランディア)」を運営する株式会社デファクトスタンダードが、2024年夏の「インバウンドに人気の中古ブランド品ランキング」を発表しました。

今回の発表では、ブランディア銀座店を訪れた外国人観光客による購入データをもとに、国別の購入ランキングや人気アイテム、購買傾向などが紹介されました。

中古ブランド品に対する外国人観光客の関心がますます高まっていることが明らかになり、特に10月1日には中国国慶節が始まることもあり、さらなる盛り上がりが予想されるとしています。

関連記事:中国の大型連休「国慶節」10/1 開始!人気海外旅行先1位は日本


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。


インバウンドに人気の中古ブランド、1位は「シャネル」

昨今のインバウンド需要の拡大により、ブランディア銀座店には1日平均50〜60組の外国人観光客が訪れているといいます。さらに売上の約95%は外国人観光客が占めているそうで、インバウンドにおける日本のブランド中古品市場の盛り上がりがうかがえます。

そんな中で、ブランディアは以下のデータ・時期を対象とし、インバウンドに人気の中古ブランドなどを調査しました。

  • 対象データ:ブランディア銀座店の中古ブランド品販売データに基づき算出
  • 対象時期:2024年6月7日~2024年8月31日

これによると、銀座店で最も購入されたブランドは「シャネル」で、続いて「ルイ・ヴィトン」と「エルメス」がランクインしました。

シャネルの人気アイテムはバッグ・サングラス・靴・アパレルなど多岐にわたり、エルメスの「バーキン」など100万円を超える高級バッグも購入されているといいます。

新品では手に入らない商品や良好な状態の中古品の多さが、外国人観光客の購買意欲を高める要因となっているようです。

インバウンドに人気の「中古ブランド品」ランキング ブランディア
▲インバウンドに人気の「中古ブランド品」ランキング:ブランディア プレスリリースより

国別の購入ランキングは中国が1位

購入金額の国別トップ10は以下の通りです。

  1. 中国
  2. アメリカ
  3. 台湾
  4. 香港
  5. フィリピン
  6. カナダ
  7. タイ
  8. メキシコ
  9. シンガポール
  10. インドネシア

中国人観光客の特徴として、気に入った場合は価格を気にせず、欲しい商品は複数でも即購入する傾向があるほか、テレビ電話を使ってリアルタイムで商品を紹介しながら代理購入する姿がみられるといいます。

国別の「中古ブランド品」購入ランキングは中国が1位 ブランディア
▲国別の「中古ブランド品」購入ランキングは中国が1位:ブランディア プレスリリースより

サングラスとバッグが人気アイテム

アイテム別の購入数においては、「サングラス」と「ショルダーバッグ」が同率1位(全体シェア各19%)であり、2位が「ハンドバッグ」(16%)、3位が「トートバッグ」(6%)と続きます。中古品として定番アイテムのバッグ類と並び、夏ならではのアイテムであるサングラスが1位にランクインしました。

また中国人観光客には、サングラスのほかにスニーカーや帽子といった比較的安価で購入できるファッション小物も好評だといいます。

インバウンド ブランディア
▲サングラスとバッグが人気アイテム:ブランディア プレスリリースより

ブランディアはインバウンド対応強化へ。今後も中古市場の盛り上がりに注目

ブランディア銀座店では、今後さらに外国人観光客向けの対応強化を予定しているといいます。具体的には商品ラインナップの拡充や内装の工夫、外国語対応が可能なスタッフの増員などを行い、インバウンド需要の取り込みと消費拡大に向けた取り組みに注力していく予定です。

そのほかの中古市場の状況としては、メルカリの越境取引事業においても高級ブランドの中古品は人気を博しており、ファッションブランドの取引件数の上位を占めています。また全国的にも免税店は拡大傾向にあり、百貨店においても免税品の売り上げが好調となっています。特に円安を背景に、ハイブランドをはじめとする高級品が人気を集めています。

昨今の円安傾向の後押しもあり、インバウンドからの人気が拡大する中古市場。今後もその動向に注目していく必要がありそうです。

関連記事:

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

株式会社デファクトスタンダード:ブランド品購入数1位は「シャネル」:ブランディアが『インバウンドに人気の中古ブランド品ランキング(2024年夏)』を発表 ~国慶節以降の盛り上がりも期待~

【7/23開催】育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは

本セミナーでは、インバウンド観光における地方誘客や地域消費拡大の鍵として、「ローカルガイド」の可能性に焦点を当てます。

観光地では今なお、多言語で地域の歴史や文化を伝えられるガイドが不足しており、「訪日外国人の受け入れ体制が十分とはいえない」と感じている自治体も多いのではないでしょうか。

そこで注目されているのが、地域に根ざした人々が観光客を案内する「ローカルガイド」です。

2018年の法改正により、国家資格がなくても有償でガイドができるようになり、地域住民や移住者など、さまざまな人がローカルガイドとして活躍できる時代となりました

誰もがガイドになれる今だからこそ、地域の魅力を正しく伝え、訪日外国人に満足してもらえるガイド人材がこれまで以上に重要になっています。質の高いローカルガイドを増やせば、インバウンドの消費を促進し、地域経済への波及効果も大きく期待できます。

本セミナーでは、株式会社羅針盤と株式会社movが共催し、インバウンドを地域でどう受け入れ、地域の魅力をどう伝えるか。そのために欠かせないローカルガイドを増やすための具体的な打ち手や、現場での実践例を詳しくご紹介します。

<セミナーのポイント>

  • いま注目のローカルガイドについて学べる!
  • 地域としてインバウンドをどのように受け入れられるのかがわかる!
  • インバウンドの満足度や消費を高めるための地域の魅力の伝え方について学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる


完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに