訪日ラボ運営会社の株式会社movでは、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを公開しています(これまでの調査結果はこちら)。
今回は、人気シューズショップ5ブランドに寄せられた約3万件の口コミを分析しました。
「ブランドごとの平均評価」や「各店舗のポジティブポイント」に加え、口コミコムの独自機能である外国語口コミ分析を用いた「外国人の口コミ評価」についても解説しています。
インバウンド対策をするうえで口コミは重要な要素のひとつで、口コミによって多くのインバウンド客の集客に成功している店舗もあるようです。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
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人気シューズショップ5ブランドの口コミ調査結果
本調査は、以下ブランドの国内全店舗(※2024年10月現在)を対象に行いました。
- ABC-MART(株式会社エービーシー・マート)
- 東京靴流通センター(株式会社チヨダ)
- ASBee(株式会社ジーフット)
- SHOE PLAZA(株式会社チヨダ)
- REGAL SHOES(株式会社リーガルコーポレーション)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。
5ブランドの平均評価は★3.56、★5は25.5%
2022年10月25日〜2024年10月24日におけるシューズショップチェーン5ブランドに寄せられたGoogleマップの口コミ数は全部で3万712件、平均評価は★3.56でした。
★5が25.5%で、最も多かったのは★3の30.4%でした。およそ10人に1人が★1をつけています。

「接客」に関する評価で明暗がわかれる結果に

上の表では、ブランド別口コミのなかで使用回数の多いキーワードを上から順に並べ、それらがポジティブに語られている割合を示しています。「店員」「接客」「親切」といった接客に関連するキーワードが頻出しているのがわかります。
接客関連の評価においては、ポジティブな口コミとネガティブな口コミが混在しており、スタッフによって接客の質にバラつきがあることがうかがえます。
接客のクオリティを向上することで店舗改善につながると考えられます。
レポートをダウンロードする→こちら
「ABC-MART」は外国語口コミに店舗改善のヒントあり!?

上の表では、外国語比率が高い「ABC-MART」と「ASBee」、平均評価が最も高い「REGAL SHOES」を言語別評価で比較しています。
外国語評価は3ブランド全てのブランドにおいて日本語評価を上回っています。
「ABC-MART」は外国語比率が18.2%と最も高い一方、3ブランドのなかで外国語の平均評価が3.44と最も低く、外国人のお客様の満足・不満ポイントを分析することで店舗改善につながる可能性がありそうです。
レポートをダウンロードする→こちら
「ABC-MART」の口コミ評価は…?
調査期間における「ABC-MART」の口コミのなかで、外国語口コミのキーワードと日本語口コミのキーワードのうち、ネガティブに語られている比率が高いものをそれぞれランキング形式にしました。
外国人と日本人では評価をするポイントが異なるなど、この分析でお客様が何に満足をしていて、何に不満を抱えてしまっているのかが明らかになります。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
調査概要
口コミ分析対象期間:2022年10月25日 〜 2024年10月24日
調査リソース:Googleマップ
口コミ取得数:3万712件
【7/9開催】消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント
2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
これだけ市場が大きく、経済インパクトのある中国インバウンド。 いま多くの企業が「中国向けに本格的な戦略を立てるべきではないか?」と検討を始めています。
しかし中国では、Googleをはじめとする多くのサービスに規制があり、中国現地のSNSや地図サービスを活用するなど、独自のカスタマイズされた対策が必要です。
本セミナーでは、インバウンド戦略の基本を押さえた上で、「中国市場の最新動向」と「具体的な対策」について、わかりやすく解説します。
<本セミナーのポイント>
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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