トリップアドバイザーは世界最大級の旅行コミュニティサイトで、宿泊施設だけでなく、観光地や航空券、飲食店などさまざまな情報が掲載されています。
温泉施設に特化した「温泉アドバイザー」というコンテンツが展開されているなど、温泉関係の情報が豊富に掲載されている点が特徴のひとつです。
温泉はインバウンド客から人気のコンテンツのひとつで、トリップアドバイザーに施設を掲載することで、インバウンド集客が期待できます。
今回は、温泉付きの旅館やホテル、日帰り温泉施設向けに、トリップアドバイザーの概要や活用方法について詳しく解説します。
トリップアドバイザーとは
トリップアドバイザーは、世界中の旅行施設を検索・比較できるサービスです。その特徴は、10億件にもおよぶ豊富な口コミ数です。
ユーザーは豊富な口コミを判断材料にしてホテルや旅館を予約できます。トリップアドバイザーは世界49の国と地域、28の言語でサービスを展開しており、2008年には日本法人が開設されています。
観光庁や地方自治体とも連携していることもあり、海外からの旅行者の獲得においてトリップアドバイザーは効果的といえます。
温泉施設がトリップアドバイザーに掲載するメリット
温泉施設は国内外の観光客に人気です。ここではトリップアドバイザーのサービスである「温泉アドバイザー」について説明します。
温泉施設に特化した「温泉アドバイザー」で集客力アップ
トリップアドバイザー内には、温泉宿に特化した「温泉アドバイザー」というコンテンツがあります。全国の主な温泉地や、アクセス数の多い温泉宿から宿泊先を探せるなど、温泉をメインとした旅行を検討しているユーザーにとって高い利便性を誇ります。
観光庁が訪日外国人を対象に実施した「インバウンド消費動向調査（2024年4-6月期）」によると、訪日前に期待していたこととして23.7%が「温泉」、16.7%が「旅館に宿泊」と回答しています。
次回日本を訪れた時にしたいことでは、「日本食を食べること（65.5%）」「自然・景勝地観光（46.2%）」に次いで、「温泉入浴（46.0%）」がランキングしています。
自施設を登録することで、インバウンド集客につながる効果が期待できます。
充実の口コミで、予約の増加が期待
トリップアドバイザーの大きな特徴は、口コミが充実している点です。口コミは、ユーザーが宿泊施設を選ぶ重要な要素になります。
施設側は口コミを獲得することで、多くの消費者に興味を持ってもらい予約の増加が期待できます。印象を悪くする可能性のある口コミがあったとしても、該当する顧客の口コミを参考に施設の改修やサービス改善のきっかけになります。
トリップアドバイザーに登録・掲載するには
トリップアドバイザーに自施設を登録する方法と手順を解説します。
1. オーナー登録をする
まずは、トリップアドバイザーの「施設を登録する」からオーナー登録をします。
トリップアドバイザーでは、一般のユーザーがすでに施設を登録している場合があります。すでに登録されている場合は、本人認証と代表者の登録をします。登録されていない場合は、掲載リクエストを送ることで施設を登録できます。
なお、オーナー登録を済ませると、掲載ページ全体を管理できるほか、利用客の口コミに返信できるようになったり、分析結果にアクセスできるようになったりします。
オーナー登録が完了するまでの期間は1〜2週間が目安になります。
2. 審査結果を待つ
トリップアドバイザーへの自施設掲載の申請が完了するまでには1～2週間かかります。
審査に通過した場合、5営業日ほどで掲載できます。掲載応募数によって時間がかかる場合があると報告されているため、掲載まで余裕を持って取り組むことが必要です。
登録方法について、詳しくは「トリップアドバイザーに施設を登録する方法」の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
口コミの重要性
ユーザーの興味を引くためには、口コミが重要なポイントのひとつです。良い口コミを多く獲得できれば、それを見たユーザーの興味を引くことができます。
口コミを集めるには、宿泊者に口頭で依頼したり後からメールなどで促したりする方法があります。簡単に多くの口コミを集める方法はなく、地道に集めるしか方法はありません。
トリップアドバイザーは訪日外国人も多く利用します。口コミ対応も多言語に対応することで、外国人宿泊者に対しても満足度を向上させられるでしょう。
インバウンドを対象とした口コミ対策については、口コミアカデミーの「今からできるインバウンド×口コミ対策」の資料で詳しく紹介しています。
口コミアカデミーは訪日ラボ運営会社の株式会社movが運営するサイトです。ネットでは公開されていない確かな情報が盛り込まれていて、誰でも無料でダウンロード可能です。ぜひご活用ください。
世界中に自施設の情報を発信して集客をアップ
トリップアドバイザーは世界最大級の旅行コミュニティサイトです。さまざまな施設が掲載されているなか、温泉は専門のページが設けられているほど人気のジャンルです。
多くの外国人が訪日前に温泉や旅館に期待していることから、トリップアドバイザーに自施設を掲載することでインバウンド集客が期待できるでしょう。
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「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します！
＜参照＞
トリップアドバイザー：数多くの旅行者にアプローチ
トリップアドバイザー：トリップアドバイザーについて
トリップアドバイザー：掲載ページのオーナーとして登録
観光庁：インバウンド消費動向調査（2024年4-6月期）
【10/16開催】宿泊施設の自社予約を増やす3つのポイントを解説！〜施設の認知拡大・予約導線づくり・予約率向上〜
株式会社movとtripla株式会社の共催により、「自社公式サイトの予約率向上に向けた最新施策」をテーマにセミナーを開催します。
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本セミナーでは、宿泊施設の認知向上と自社予約につなげるために必要な Googleビジネスプロフィール（GBP）・Googleマップの活用や口コミの重要性についてmovから解説。
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＜セミナーのポイント＞
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訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中！
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開（一部を除く）。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか：インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】
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