インバウンド向けの多言語翻訳・制作サービスなどを展開するアイ・ディー・エー株式会社は1月16日、「ホテル・宿泊施設・観光関連事業者向け災害対応多言語フレーズ集」を無料で配信すると発表しました。リスクマネジメントと多言語対応の専門家が作成したとしています。
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無料の災害対応多言語フレーズ集が公開
多言語翻訳を専門に手がけるアイ・ディー・エー株式会社は、リスクマネジメントやクライシスマネジメントのコンサルティングを専門とするミネルヴァベリタス株式会社と、「ホテル・宿泊施設・観光関連事業者向け災害対応多言語フレーズ集」を無料で配信すると発表しました。
観光分野における災害対応力の強化が喫緊の課題に
地震や台風などの自然災害が多い日本において、急増する訪日外国人客への災害時の対応力の強化は喫緊の課題となっています。
災害時にはホテルや宿泊施設、観光施設などの観光関連事業者が直接対応に追われるケースも少なくありませんが、英語に対応できる従業員がいても、多言語の対応が難しい状況があります。
そこで今回、観光関連事業者が災害時に訪日外国人客を安全に支援するための「災害対応多言語フレーズ集」が作成されました。
無料でダウンロードでき、災害時の一次対応などにおける活用が期待されます。
状況に応じた13言語のフレーズを収録
フレーズ集は以下のカテゴリと言語に対応した64のフレーズで構成されています。
- カテゴリ:発災時のフレーズ、共通フレーズ、行動指示、災害種別(地震)、災害種別(風水害)、災害種別(火災)
- 言語:日本語、英語、繁体字、簡体字、韓国語、タイ語、ベトナム語、マレー語、インドネシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語
利用シーンに応じてスタッフが読み上げる「日英対訳形式の資料」と、掲示して活用できる「1ページに1フレーズを全13言語(日本語を含む)で併記している資料」の2種類の資料が用意されています。
なお、同社が2021年7月にリリースした宿泊業や飲食サービス業界向けの「新型コロナウイルス感染予防対策用語集45フレーズ×4言語」は480社以上にダウンロードされているということです。
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<参照>
アイ・ディー・エー株式会社:阪神淡路大震災30年、災害時の訪日外国人対応を支える「ホテル・宿泊施設・観光関連事業者向け災害対応多言語フレーズ集」無料配信
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