インバウンドにも人気「チームラボプラネッツ」が大規模拡張、その世界観を体験してきた

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」が大規模拡張を実施し、2025年1月22日に20以上の新たな作品群を公開しました。

チームラボプラネッツは、訪日ラボが調査した「インバウンドに人気の観光スポットランキング」で、2023年に全国1位を獲得。さらに、大規模拡張直前の2024年にも7位にランクインしており、今後も多くの外国人観光客の来場が見込まれます。

そこで訪日ラボでは、1月21日に行われた内覧会に参加し、その新たな世界観を体験してきました。

インバウンドに人気「チームラボプラネッツ」が大規模拡張
▲インバウンドに人気「チームラボプラネッツ」が大規模拡張:訪日ラボ撮影

関連記事:外国人に人気の観光スポット 全国1位は 「チームラボ豊洲」! 海外で口コミが広まる施設づくりの秘密を取材した

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

「チームラボプラネッツ」が大規模拡張!外国人観光客の反応は

今回新たに公開された作品群は教育的コンテンツがテーマとなっており、様々な絶滅した動物を捕まえて観察する「つかまえて集める森」、複雑で立体的な立体思考の運動空間「運動の森」、共創(共同的な創造性)のための「学ぶ!未来の遊園地」からなります。

チームラボの担当者は「すべての作品は、言語や文化の壁を超えて、身体で体験いただくことができます。他の来場者の存在や動きによっても見え方が変化するため、人々との繋がりを感じながら、来場者との共創体験を楽しんでいただきたいと思います」と話します。

オープン後、すでに海外の観光客からも「子どもも一緒に楽しめる素晴らしい場所!」「気がついたら大人の方が夢中になって体験していました」といった感想が多数寄せられているといいます。

つかまえて集める森

つかまえて集める森 チームラボ
▲つかまえて集める森:訪日ラボ撮影
「つかまえて集める森」では、絶滅した動物が住む「絶滅の森」が舞台に。スマートフォンの専用アプリを使用して動物を観察したり、コレクション図鑑を作ったりすることができます。
つかまえて集める森 チームラボ
▲つかまえて集める森 アプリのスクリーンショット:訪日ラボ撮影
動物をつかまえると、その名前や特徴、絶滅した年が表示されます。現実世界では決して出会えない動物たちと触れ合い、知的好奇心が生まれるとともに、現在も起きている自然環境問題を意識させられます。

運動の森

運動の森は、「世界を身体で認識し、立体的に考える」をコンセプトとした立体思考の運動空間。さまざまな形で体を動かす場が用意されています。複雑で立体的な世界を自らの身体で探索することで、「身体による立体的思考、高次元的思考」を高めてほしい、という思いが込められているそうです。

人が踏むと飛び跳ねることができる球体が敷き詰められた「あおむしハウスの高速回転跳ね球」。球体は高速で回転しているが、人々が近づくと回転が止まり、踏めるようになっている
▲人が踏むと飛び跳ねることができる球体が敷き詰められた「あおむしハウスの高速回転跳ね球」。球体は高速で回転しているが、人々が近づくと回転が止まり、踏めるようになっている:訪日ラボ撮影
ロープで吊られた棒が、空中に立体的に浮かんでいる空間「イロトリドリのエアリアルクライミング」
▲ロープで吊られた棒が、空中に立体的に浮かんでいる空間「イロトリドリのエアリアルクライミング」:訪日ラボ撮影

人が踏むとインタラクティブに変化し、音色を響かせ、空間に影響を与える「バランス飛石」。踏んだときにいろいろな揺れ方をするので、スリリングな体験ができる
▲人が踏むとインタラクティブに変化し、音色を響かせ、空間に影響を与える「バランス飛石」。踏んだときにいろいろな揺れ方をするので、スリリングな体験ができる:訪日ラボ撮影

学ぶ!未来の遊園地

共同的な創造性をコンセプトとした「学ぶ!未来の遊園地」。その中の「スケッチ環世界」では、紙に描いた絵が、立体的に作品空間へと現れます。

イルカの絵 チームラボ
▲イルカの絵を描くと…:訪日ラボ撮影

描いたイルカが実際に出現。動きをスマートフォンのアプリで操縦することもできる
▲描いたイルカが実際に出現。動きをスマートフォンのアプリで操縦することもできる:訪日ラボ撮影

全体を通して「教育」的なコンテンツがテーマとなる中、担当者は「教育的な要素を伴う旅行をきっかけにご来館いただく機会も想定しています。国内外での修学旅行で、目的地の一つとしてご選択いただくこともあるかと思います」と、「教育旅行」への活用の可能性も見すえているとしています。

充実した多言語対応

以前チームラボプラネッツを取材した際には、館内の案内が「英語優先」だったのが印象的でした(関連記事)。

今回リニューアルした作品群は「実際にやってみて感じる」作品が多く、日本語も含めて案内は少なめでしたが、アプリダウンロードの際の案内を見るとやはりしっかりと英語対応がなされていました。

チームラボの多言語対応
▲チームラボの多言語対応:訪日ラボ撮影
アプリも日本語・英語・中国語簡体字・中国語繁体字の4言語に対応しています。

チームラボの多言語対応
▲チームラボアプリも4言語に対応:訪日ラボ撮影

一方で、担当者は「これまでも海外から非常に多くの方に訪れていただいていますが、実は、言語対応以外で日本と海外で対応を変えているわけではありません」と話します。

「人間は、良いものを見た時や心が動いた時などに、誰かに伝えたい、知ってほしいという感情が湧く生き物。これは、日本人でも外国人でも同じです。だからこそ、その発話したいと思う気持ちを阻害してしまうことがないよう、できる限り正しい情報を受け取れるような情報の置き方をしています。

また、海外の方に対しても正しく情報を伝えるために、多言語翻訳の際は単純に日本語を直訳するのではなく、文意が伝わる表現を心がけたりしています。

そして、もちろん守っていただきたい館内ルールは存在しますが、文化の違いから想定外の行動を取られる方がいらっしゃったとしても、その多様性を受け入れる姿勢を、館内で対応するスタッフも含めて大切にしています」

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

「売れる観光コンテンツ」5つの法則!地域独自の魅力を活かしたインバウンド向け体験商品のつくり方

インバウンドを地方へ誘客するにあたり、課題の一つとして挙げられるのが観光コンテンツの不足です。地域の魅力を最大限に活かした「この地域だからこそ体験できるコンテンツ」をつくるのが理想ですが、どのように他の地域と差別化すればいいのかがわからず、悩んでいる自治体・企業の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回訪日ラボでは、観光庁「地域観光魅力向上事業」の一次公募が3月3日から開始されるのに合わせて、「売れる観光コンテンツ」をつくるポイントを専門家が解説するセミナーを開催します!無料でご覧いただけますので、ご興味のある方はぜひお申し込みください。

※観光庁の事業に応募しない方もお申し込み可能です!

<本セミナーのポイント>

  • 国内外の観光客から支持されるコンテンツをつくる専門家・ライフブリッジ代表の櫻井氏が登壇!
  • 「ほかの地域と被らない」ユニークな観光コンテンツをつくるための考え方が学べる!
  • インバウンドの集客につながりやすいコンテンツの特徴が理解できる!

詳しくはこちらをご覧ください。

「売れる観光コンテンツ」5つの法則!地域独自の魅力を活かしたインバウンド向け体験商品のつくり方

【インバウンド情報まとめ 2025年2月前編】12月の外国人宿泊数1,529万人、2024年累計は過去最高 ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に2月前編のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

12月の外国人宿泊数1,529万人、2024年累計は過去最高 ほか:インバウンド情報まとめ【2025年2月前半】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる


完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに