訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、リーズナブルな価格で人気を集める海鮮丼チェーン3ブランドに寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
調査結果(抜粋)
本調査は、海鮮丼チェーン3ブランドに寄せられた口コミ3,463件を対象に行いました。
- 丼丸(株式会社ササフネ):251店舗
- 魚丼(株式会社ベルツリーカンパニー):57店舗
- 大漁丼家(株式会社青心):21店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
口コミ数がもっとも多いのは「魚丼」、平均評価がもっとも高いのは「丼丸」

こちらの散布図では、調査対象3ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランドは「魚丼」で11.2件、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「丼丸」で★4.07でした。
平均評価が高い「丼丸」では、★5の口コミが約半数を占めている

こちらのグラフでは、調査対象3ブランドの「評価(★の数)の内訳」を算出しています。
平均評価が高い「丼丸」では、★5の口コミの割合が49.7%とおよそ半数を占めていることがわかります。
「丼丸」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成

こちらの表では、「丼丸」の口コミにおける、キーワードの「使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合(ポジティブ率)」を算出し、「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」ごとにランキング形式で分析しています。
< 使用回数が多いキーワード「値段」はこんな文脈で使用されています >
・「リーズナブルな値段で手軽に買えて嬉しい」
・「値段以上の美味しさ」
< ポジティブ率が高いキーワード「豊富」はこんな文脈で使用されています >
・「選ぶのに迷うほどネタが豊富」
・「提供が早く種類が豊富なため利用しやすい」
< ネガティブ率が高いキーワード「残念」はこんな文脈で使用されています >
・「ネタの鮮度が悪いことが残念だった」
・「ネタが半解凍状態で残念だった」
レポートでは他にも、「価格」「オペレーション」「サービス」「施設・設備」に関するキーワードを分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
外国語口コミ比率がもっとも高いブランドは

調査対象3ブランドの「外国語口コミ比率」を算出しました。
3ブランドすべてにおいて外国語口コミ比率は低い結果となりました。外国語口コミ比率がもっとも高いブランドは「丼丸」で5.6%でした。
言語別の口コミを分析することで各言語圏の評価ポイントが明らかに
こちらの表では、調査対象3ブランドの口コミを言語別に調査し、使用回数とポジティブ率を算出しました。
言語別に頻出キーワードを分析することで、各言語圏で何が評価され、何に不満が持たれているのかがわかります。詳しい分析を希望される場合はお気軽にお問い合わせください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年3月1日〜2025年1月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:3,463件
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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