訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、味噌ラーメンが人気のチェーン店3ブランドに寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
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調査結果(抜粋)
本調査は、味噌ラーメンを提供するチェーン店3ブランドに寄せられた口コミ8,488件を対象に行いました。
- 北海道らーめん みそ熊(株式会社GRAST):17店舗
- 札幌ラーメン どさん子(アスラポート株式会社):81店舗
- くるまやラーメン(株式会社くるまやラーメン):139店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
口コミ数がもっとも多いのは「北海道らーめん みそ熊」、平均評価がもっとも高いのは「札幌ラーメン どさん子」

こちらの散布図では、調査対象3ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランドは「北海道らーめん みそ熊」で77.0件、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「札幌ラーメン どさん子」で★3.83でした。
「札幌ラーメン どさん子」の口コミ数と評価を都道府県別に調査

こちらのスライドでは、「札幌ラーメン どさん子」における各都道府県の「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多い都道府県は「宮城県」で39.5件、平均評価がもっとも高い都道府県は「神奈川県」で★4.53となっています。
3ブランドに共通して、キーワード「無料」のポジティブ率が高い結果に

こちらの表では、調査対象3ブランドの「オペレーション」「サービス」「接客」「施設・設備」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< カテゴリ:サービス >
キーワード「無料」は3ブランド全体で使用回数が多く、ポジティブ率も高いスコアとなっています。「くるまやラーメン」では無料ライス、「北海道らーめん みそ熊」では麺の大盛り無料に満足する声が多く集まっています。
< カテゴリ:接客 >
キーワード「接客」のポジティブ率は「くるまやラーメン」と他2ブランドで差がついています。詳細な口コミ分析をすることで「接客」のどのような部分に評価や不満が集まっているかを把握することができます。
レポートでは他にも、「料理」「料金」に関するキーワードを分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
外国語の口コミ比率が最も高いのは「北海道らーめん みそ熊」

調査対象3ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を算出しました。
外国語口コミ比率がもっとも高いブランドは「北海道らーめん みそ熊」で7.7%、次いで「札幌ラーメン どさん子」で2.9%でした。
「口コミコム」なら言語別の口コミ分析が可能

言語別に頻出キーワードを分析することで、各言語圏で何が評価され、何に不満が持たれているのかがわかります。詳しい分析を希望される場合はお気軽にお問い合わせください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年3月1日〜2025年1月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:8,488件
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
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- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
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- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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