73%の旅行者が「旅行消費が地域経済に還元される」ことを希望:サステナブル・トラベル調査(Booking.com)

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Booking.com(ブッキングドットコム)は4月22日、サステナブル・トラベルに関する意識調査の結果を発表しました。

同調査は、2025年1月にオンライン上で実施されたもので、

  • 日本やアメリカなどを含む34の国・地域の18歳以上
  • 過去12か月以内に少なくとも1回旅行した
  • 2025年に旅行を計画している
  • 旅行の主な意思決定者または意思決定に関与している

などの条件を満たした3万2,000人が調査対象となっています。

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「観光が地域社会に与える影響」を意識する人が増加

「旅行が(環境だけでなく)地域社会に与える影響を意識している」という旅行者は、53%に上ることがわかりました。同調査は2016年から実施されていますが、この項目で過半数を超えたのははじめてであり、旅行者の意識が変わりつつあることがわかります。

地域社会への影響から生じた課題としては交通渋滞、ゴミの問題、混雑、生活費の上昇といったものが指摘されています。

ただし、自身の地元において「訪問者数を制限すべき」だと考える人は16%にとどまっており、地域社会や環境への影響を考慮して旅行を制限すべきだという考えは少ないようです。

加えて、73%の人が「自分の旅行支出が訪問先の地域経済に還元される」ことを望んでおり、69%が旅行先に対して「到着時よりも良い状態で帰りたい」と考えていることがわかりました。

混雑を避けた日程・旅行先を選択する人も増加

2016年の結果では、自分が「持続可能な旅行をしている」と感じている旅行者は42%と半数以下でしたが、今回の調査では93%が「よりサステナブルな選択をしたい/ある程度している」と回答しました。

また、混雑による旅行先の環境負荷を最⼩限に抑える⽅法として、「混雑を避けて別の時期に旅行する(39%)」「混雑を避けて別の目的地を訪れる(36%)」など、日程や旅行先の変更を検討していることがわかりました。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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