英国の調査会社であるオックスフォード・エコノミクスが、「世界の都市ランキング2025」を発表しました。
世界の1,000都市を対象に、経済や人的資本など5分野の指標に基づいてランク付けしたもので、欧米の都市が上位に多数ランクインしています。
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オックスフォード・エコノミクス、「世界の都市ランキング2025」発表
「世界の都市ランキング2025」では、世界経済・人的資本・生活の質・環境・ガバナンスの5つの分野にわたる合計27の指標をもとに、国際都市指標(グローバル・シティ・インデックス)を算出して比較しています。
総合トップはニューヨーク、欧米都市が上位に
ランキングの総合トップ10は以下の通りです。
- ニューヨーク(アメリカ)
- ロンドン(イギリス)
- パリ(フランス)
- サンノゼ(アメリカ)
- シアトル(アメリカ)
- メルボルン(オーストラリア)
- シドニー(オーストラリア)
- ボストン(アメリカ)
- 東京(日本)
- サンフランシスコ(アメリカ)
1位となったニューヨークをはじめ、アメリカの都市がトップ10のうち半数を占めています。ロンドン・パリとヨーロッパからもランクインし、欧米の都市が上位を席巻する結果となりました。また今年はボストンとシドニーの2都市が、新たにトップ10入りしています。ボストンは経済のスコアが上昇し、シドニーは生活の質と環境のスコアが向上したためランクインしました。
分野別の1位については、以下の通りです。
- 経済:ニューヨーク(アメリカ)
- 人的資本:ロンドン(イギリス)
- 生活の質:キャンベラ(オーストラリア)
- 環境:フォルタレザ(ブラジル)
- ガバナンス:ウェリントン、オークランド(ニュージーランド)
東京は9位、人的資本で高評価 大阪と京都は100位
東京は前年の4位から順位を落としたものの、総合9位にランクインしており、分野別では人的資本で8位の評価を受けました。なお大阪と京都は100位に選ばれています。
東京が高く評価された人的資本分野は、教育の達成度や人口増加、企業本社などの指標を使用して、各都市の教育環境とビジネス環境を評価しています。
オックスフォード・エコノミクスは東京の課題について、住宅費の高騰や賃金の停滞、1人当たり所得の低迷などを挙げました。また自然災害への脆弱性も指摘されており、特に地震や台風による自然災害の深刻度は他のどの都市よりも高いといいます。
同社は東京について、前年の分析と同様、今後数年間は世界ランキングの重要な位置を維持すると評価しているものの、より急成長している都市との競争激化は無視できないとしています。
将来的にランキング上位を維持できるかどうかは、東京の潜在力を活用できるかどうかが重要だという見解を示しました。
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<参照>
Oxford Economics:Global Cities Index
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