JTB、音声ARによる歴史体験コンテンツを販売 英語対応で訪日客の需要取り込みも

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株式会社JTBはソニーマーケティング株式会社と連携し、6月4日から新しい観光体験「歴史体感シリーズ」の販売を開始しました。

音声ARサービスを活用して歴史をエンターテイメント化し、観光地の魅力向上と収益増加を同時に実現することで、観光DXを推進するとしています。

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JTB、新しい歴史観光体験コンテンツを販売 英語にも対応

JTBがソニーと連携して販売する「歴史体感シリーズ」は、ソニーの技術による音声ARサービス「Locatone」を活用した歴史観光体験です。

シリーズ第1弾である音声コンテンツ「決戦!関ケ原」では、スマートフォンのWebブラウザ上で関ケ原町の古戦場エリアを舞台に、音声AR体験を提供します。

具体的には、史跡めぐりの際に位置情報と連動して、武将たちの話し声や刀がぶつかり合う音などのサウンドが自動的に再生されます。またソニーのモーションサウンド技術によって、参加者の動きに合わせて甲冑の音が鳴るほか、スマートフォンを振ることで刀を振る体験もできます。

さらに、特定のスポットに出現する武将ARと記念撮影ができるため、参加者が撮影画像をSNSで拡散することで、観光地のPRにもつながるとしています。

同コンテンツは、日本語のほか英語にも対応することで、インバウンド需要の取り込みも図ります。また関ケ原古戦場記念館とのセット券も提供し、体験価値の向上を目指すとしています。

▲左からトップ画面イメージ、ARカメライメージ、散策マップイメージ:株式会社JTBリリースより
▲左からトップ画面イメージ、ARカメライメージ、散策マップイメージ:株式会社JTBリリースより

全国展開で観光地の魅力向上・収益化を目指す

同社は今後、「歴史体感シリーズ」として全国の観光地で音声コンテンツを制作し、関連施設とのセット券化を進める予定です。

観光客が街歩きや史跡めぐりを楽しむ際、無料利用が多く収益化に至らないほかに、PR不足による地域コンテンツや観光施設の認知度が低いといった課題があります。

そこで同社は、「歴史体感シリーズ」のさらなる展開により、国内外の観光客に日本の歴史や文化をより深く体験してもらうことで、観光地の魅力向上と収益化の両立の実現に取り組むとしています。

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<参照>

株式会社JTB:JTB、歴史体感シリーズ第一弾「決戦!関ケ原」の販売を開始

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