日本政府観光局（JNTO）は6月18日、2025年5月の訪日外客数推計値を発表しました。
5月の訪日外客数は369万3,300人で、前年同月比21.5%増を記録。5月として最高だった2024年の304万294人を65万人以上上回り、同月の過去最高を更新しました。
また、23市場のうち21市場では、5月の過去最高を記録しました。
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5月の訪日外客数は369.3万人
日本政府観光局（JNTO）が6月18日に発表した訪日外客数推計値によると、2025年5月の訪⽇外客数は369万3,300人でした。4月（390万8,900人）と比較すると約22万人減少しているものの、2024年5月（304万294人）と比較すると65万人以上増加しており、5月としての過去最高を更新しました。
国別1位は韓国
国別では韓国が前年同月比11.8%増の82万5,800人で、前月1位だった中国を抜いてトップとなりました。2位が中国（前年同月比44.8%増、78万9,900人）、3位が台湾（同15.5%増、53万8,400人）、4位が米国（同26.3%増、31万1,900人）、5位が香港（同11.2%減、19万3,100人）でした。
他、前年同月比での伸び率が大きかったのは、ロシア（同139.9%増、1万9,200人）、スペイン（同55.0%増、2万800人）、インド（同 47.9%増、4万3,000人）などです。
また、調査された23市場のうち21市場で5月の過去最高を記録していて、中でもインドは単月の過去最高を更新しました。
5月は例年、桜シーズンと夏休みの間にあたり、訪日需要が落ち着く傾向にあるものの、一部の市場で祝日やスクールホリデーに合わせた訪日需要の高まりが見られました。この結果、中国やフィリピン、米国を中心に訪日客数が増加し、5月の全体的な押し上げ要因となりました。
一方で、香港は前年同月比11.2%減とマイナスに転じています。JNTOによると、5月上旬の労働節などにより訪日需要が高まったものの、「7月に日本で地震が発生する」という噂が拡散されている影響が考えられています。
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日本政府観光局（JNTO）：訪日外客数（2025年5月推計値）
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