仙台空港を運営する仙台国際空港株式会社は、2024年度の決算を発表しました。
インバウンド需要が追い風となり、旅客数は過去最高を更新。営業利益も、2期連続の黒字を達成しました。
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仙台空港、2期連続の営業黒字 旅客数が過去最多に
仙台国際空港の2024年度(2024年4月1日~2025年3月31日)の売上高は、47億600万円(前期比12.4%増)でした。本業での利益を示す営業利益は4億600万円(前期比17.2%増)で、2期連続の黒字を達成しました。
旺盛な訪日需要が追い風となり、旅客数は開港以来最多の377.8万人となりました。
国際線旅客数も過去最多 香港路線など新規就航に注力
国際線については、香港路線やバンコク路線誘致に向けた航空会社へのトップセールスの実施、オーストラリアで開催された商談会への参加、台湾で開催された東北プロモーションイベントへの参加などを通して、新規路線の誘致や就航路線の利用促進に注力しました。
その結果、香港路線に3社の新規就航が実現し、3月末時点で5路線において週37往復で定期便が運航。また、台北路線が好調に推移したことも理由に、国際線旅客数は前期から14.5万人増加の51.9万人となりました。これは、過去最高であった2000年度を上回り、開港以来最多を記録しています。
商業施設では、インバウンド旅客に向けて東北の魅力を発信する拠点として、2024年12月から免税売店内に「Tohoku Premium」コーナーを設置。東北の魅力を感じられる伝統工芸品や特産品の販売を開始しました。
今後はさらに品揃えを拡充し、東北の空の玄関口となる仙台空港から東北ブランドを発信し、再訪のきっかけづくりに努めるということです。
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<参照>
仙台国際空港株式会社:第10期事業報告
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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