訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、カレーチェーン4ブランド(日乃屋カレー/100時間カレー/上等カレー/サンマルコ)に寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
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調査結果(抜粋)
本調査は、カレーチェーン4ブランドに寄せられた口コミ4,277件を対象に行いました。
- 日乃屋カレー(有限会社ノアランド):87店舗
- 100時間カレー(株式会社アークス):45店舗
- 上等カレー(得正株式会社):38店舗
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サンマルコ(株式会社曲田商店):22店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多く、平均評価がもっとも高いブランドは「上等カレー」

こちらの散布図では、調査対象4ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランド、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドはともに「上等カレー」で38.1件、★4.23でした。
キーワード「ルー」のポジティブ率は4ブランド共通で低い傾向に

こちらの表では、調査対象4ブランドにおける、「料理」「料金」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:ルー >
キーワード「ルー」のポジティブ率は4ブランド共通で低い傾向にあります。実際の口コミを見てみると、「ルーの量が少ない」「ルーがぬるい」といった不満の声が多く寄せられており、共通の課題となっています。
< キーワード:値段 >
キーワード「値段」のポジティブ率は「上等カレー」「サンマルコ」とその他2ブランドで差が見られる結果となりました。「上等カレー」の口コミでは、「値段に見合ったボリューミーさ」という評価が多く寄せられており、満足度の高さがうかがえます。
レポートでは他にも、キーワード「オペレーション」「接客」「店内」について分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
もっとも外国語口コミ比率が高いブランドは「上等カレー」

こちらのグラフでは、調査対象4ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を算出しています。
もっとも外国語口コミ比率が高いブランドは「上等カレー」で51.8%、次いで「サンマルコ」で28.6%でした。
上等カレーの外国語口コミのうち、3件に1件は「韓国語」

こちらのグラフは、調査対象4ブランドの「外国語口コミの言語割合」を示しています。
外国語口コミ率がもっとも高い「上等カレー」では、「英語」の割合がもっとも大きく47.3%、次いで「韓国語」が34.6%となっています。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年7月1日〜2025年5月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:4,277件
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訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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