JTBと日本芸術文化振興会 日本博事務局は、訪日外国人向けデジタル周遊券「Japan Cultural Passport-Wander Japan’s Wonders-」を8月5日より販売します。
本チケットは全国の日本博2.0*の関連文化施設をめぐれるもので、文化施設の海外認知度向上や分散型観光を促進する狙いがあります。
*「日本の美と心」をコンセプトに、日本の文化芸術の魅力を発信する国家プロジェクト
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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
JTBと日本博事務局、「Japan Cultural Passport」を販売
近年、インバウンド需要が急速に拡大する一方、旅行者の滞在と消費は特定の地域や場所に集中しており、地方部への誘客が課題となっています。
一方で、訪日旅行客の旅行ニーズは「モノ消費からコト消費へ」とシフトしており、特に日本の伝統文化や芸術に触れる体験への関心が一層高まっています。
このような状況を受け、JTBと日本博事務局は大阪・関西万博を契機に「Japan Cultural Passport」を共同開発しました。質の高い文化体験を提供できる施設の認知度を高め、観光客の訪問先を分散させることを目的としています。
横断型のデジタル周遊券で旅行者の利便性向上、施設側は運営もスムーズに
「Japan Cultural Passport」は、従来の地域単位の周遊パスとは異なり、日本博2.0に関連する文化施設を中心に全国を横断的にめぐれるインバウンド向けデジタル周遊パスです。
参画する施設は全国約30の文化施設(美術館、博物館、科学館、庭園、歴史民俗資料館、文化体験施設など)にのぼり、今後追加や変更の可能性もあるということです。
スマートフォンでの非接触入場や多言語対応、さらに有効期間を選べることで、訪日旅行者の利便性が大幅に向上します。
販売期間は2025年8月5日から2026年2月8日までで、有効期限は2026年2月15日となっています。7日間パス(税込3,500円)、14日間パス(税込6,000円)、21日間パス(税込8,000円)の3種類の有効期間から、希望のチケットを選択できます。
専用Webサイトで電子チケットを購入し、スマートフォンでQRコードを提示するだけで、対象施設に非接触入場が可能です。日本語・英語に対応することで訪日客の利便性を向上させ、施設側も手軽に導入できるため、スムーズな運営が期待できます。
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<参照>
株式会社JTB:JTBと日本博事務局が「Japan Cultural Passport」を共同開発
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】
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