中国の大型連休「国慶節」きょう1日開始!2025年も日本人気が続く

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中国の大型連休「国慶節」が10月1日に始まりました。今年2025年は「中秋節」が重なったことで、例年より長い8連休となっています。

2025年の訪日中国人数はコロナ前を上回る水準で推移しており、訪日需要が高まる国慶節にも注目が集まっています。

本記事では、国慶節の概要や今年の動向をまとめてご紹介します。

関連記事:2025年の国慶節はいつ?中国インバウンドの最新動向を解説

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国慶節とは?

国慶節とは中国の建国記念日で、春節(旧正月)と並ぶ大型連休です。旅行需要が高まる時期としても知られており、日本にも例年多くの観光客がやってきます。

2025年は、五穀豊穣を願う祝日「中秋節」が重なり、10月1日から8日までの計8日間が連休となっています。

2025年の国慶節はどうなる?

ここからは、2025年の国慶節に関する情報をまとめてご紹介します。

23.6億人が移動 国際線航空券の検索数は60%以上増

中国の国務院は、2025年の国慶節連休中に、延べ23.6億人が地域間を移動するとの予測を発表しました。前年同期比で3.2%増となっており、旅行需要が拡大傾向にあることがわかります。

また、ビザの免除や緩和によって海外旅行の利便性が向上し、日本、韓国東南アジアといった国への観光客数が大幅に増加すると予想しています。

中国OTA「同程旅行」によると、国慶節における国際線航空券の検索数は前年比で60%以上増加しました。

また中国メディアの報道によれば、国際線の運航数は1万6,000便に達し、2019年の94.1%まで回復する見込みです。フライトの多くは東南アジア東アジアに集中しており、全体の75.4%を占めています。

海外旅行先の人気トップは日本

中国や台湾などの海外プロモーション・インバウンド支援を手がけるインタセクト・コミュニケーションズの調査では、2025年国慶節の期間中に海外旅行を予定している人のなかで、最も人気の高い旅行先は日本でした。

日本国内の訪問予定地域としては東京が最も多く、次いで北海道、大阪、京都などが続きます。

またAirbnb Chinaのレポートにおいても、国慶節で最も検索された旅行先として日本がトップになりました。人気の都市としては、東京や大阪、京都以外にも、福岡や伊豆半島、沖縄が挙げられています。

関連記事:2025年国慶節、人気旅行先で日本がトップ 福岡・伊豆半島・沖縄が人気上昇

ビザ免除で韓国の人気が上昇 訪日旅行への影響は?

一方で、中国人団体観光客に対するビザ免除施策の影響により、2025年国慶節における韓国行き航空券の需要が大幅に増加したようです。同程旅行は、人気の海外旅行先のトップとして韓国・ソウルを挙げており、ソウルと済州(チェジュ)島の検索数は前年比で2倍以上に増加したと伝えました。

中国マーケティング・ソリューション会社であるDragon Trailも同様に、韓国がマカオや日本と並んで人気の旅行先となっていると発表しました。

こうした各国動向による訪日旅行への影響は、訪日外客数などのデータが出るまで判断は難しいものの、複数の調査において旅行先としての日本人気が示されていることを踏まえると、中国における訪日需要は引き続き高い状態を維持するのではないかと考えられます。

そのため、中国の旅行市場の盛り上がりも相まって、今年の国慶節においても多くの中国人観光客が訪日することが期待できます。

関連記事:韓国、中国人団体観光客のビザを免除 MICE開催や医療観光の促進に向けた施策も実施

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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