2025年の国慶節はいつ?中国インバウンドの最新動向を解説

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国慶節とは、中華人民共和国の成立が宣言された日を祝う建国記念日です。例年この時期には連休が設定され、2025年は10月1日〜8日が国慶節休暇となります。

今回は、国慶節インバウンド動向や2025年の情報について解説します。

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国慶節とは

国慶節中国の建国記念日です。1949年10月1日に中華人民共和国の成立が宣言されたことから、毎年10月1日が国慶節として定められています。

北京の天安門広場では国旗が掲揚され、10年ごとの節目には軍事パレードが執り行われます。

2025年の国慶節はいつ?

中国国務院の発表によると、2025年の国慶節は10月1日です。10月1日から10月8日までが大型連休となります。

今年はさらに、もう1つの祝日「中秋節」と日程が重なり、例年よりも1日長い8連休です。

なお、台湾香港にも「国慶日」がありますが、中国本土とは日程が異なるので注意が必要です。

国慶節のインバウンドの動向は

2019年、2024年ともに国慶節は10月1日〜7日までの7連休でした。

この期間のインバウンド動向について振り返ります。

【コロナ前】2019年10月の中国インバウンド動向

2019年10月の訪日中国人客数は、73万631人でした。これは例年のピークである7〜8月と比較して30万人程度少ない数字です。

10月に訪日旅行に出かける中国人の数は“夏季休暇と比較すると”そこまで大きな規模ではないようですが、このデータはあくまで月間の数値。国慶節連休を利用して旅行に出かける中国人の多さを考えると、一定の人数は国慶節期間に訪日していると考えられます。

【コロナ後】2024年10月の中国インバウンド動向

2024年9月の訪日中国人客数は58万2,800人でした。2019年同月比で79.8%にとどまっており、徐々に回復してきてはいるものの未だコロナ禍前水準には戻っていません。

一方で、2025年は中秋節と合わせて8連休となります。中国OTACtripの「国慶節観光消費レポート」によれば、2024年の国慶節期間の人気海外旅行先の第1位は日本でした。2025年はどうなるのか、その動向に注目が集まります。

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中国人を国慶節に集客したい場合、いつから何をするべき?

もし仮に国慶節の期間に集客したいという場合、どう進めるべきなのでしょうか。

中国人向けのプロモーションでは、訪日するまでのリードタイムを考慮し、1~2か月先を見越してプロモーションの準備を始めることが肝要です。国慶節の日程から逆算してプロモーションするとすれば、8〜9月には情報発信ができるようにしておく必要があるでしょう。

また、業界・業種によっても効果的な情報発信の時期は異なります。たとえば、地域(自治体)、航空会社、宿泊施設、旅行代理店は、旅行1か月前の時点で予約が完了している人もいるため、早い時期から取り組んでおく必要があります。一方、小売店飲食店観光施設、アクティビティといった業種の場合は、旅行直前や旅行中(旅ナカ)のタイミングでの発信も届く可能性があります。

中国人に対するプロモーション施策としては、口コミサイトSNSの活用が効果的です。SNSでは「RED」「Weibo」「WeChat」など、飲食店などの施設であれば中国最大級の口コミサイトである「大衆点評」が情報収集の手段として人気なので、自社の業種やターゲットに合わせて検討してみてください。

国慶節以外にもある中国の祝日

中国には国慶節以外にもさまざまな祝日があります。それぞれの時期に合わせてインバウンド対策が行えるよう、いくつかご紹介します。

1〜2月:春節

「春節」は旧暦の正月(旧正月)のことを指し、中国では家族や親戚とともに新年を盛大に祝います。

1年のうち最も長い連休であるため、国内外問わず旅行する人が多く、日本にも多くの方が訪れます。

4月:清明節

「清明節(せいめいせつ)」は家族でお墓参りをする風習のある、日本のお盆のような祝日です。

旧暦の春分の日から15日目にあたる日が祝日として設定され、例年4月5日前後の日程で3連休になります。

5月:労働節

労働節」は世界各国で労働者の貢献を讃える「メーデー」の中国版で、5月1日に制定されています。

労働節を含む数日間が休日になっており、過ごしやすい気候のため多くの人が旅行やレジャーを楽しみます。

5〜6月:端午節

「端午節(たんごせつ)」の由来は古代中国の政治家である屈原(くつげん)の供養祭であり、暦上の節目の日として祝日になっています。

旧暦の5月5日が端午節とされ、現在の暦では5月下旬〜6月のなかで3連休が設定されます。

9月:中秋節

「中秋節(ちゅうしゅうせつ)」は月餅という伝統的なお菓子を食べながら家族とお月見を楽しむ祝日です。

中国の皇帝が豊作を祈って音楽を奏で、月に祈りを捧げた旧暦の8月15日が中秋節に設定されており、年によっては日程の近い国慶節と合体して春節に並ぶ大型連休となることもあります。

先述の通り、2025年は国慶節中秋節が合わさり、8日間の大型連休となります。

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<参照>

中国政府网:

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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