観光庁は10月15日、インバウンド消費動向調査(旧:訪日外国人消費動向調査)の2025年7-9月期(1次速報)を発表しました。
訪日外国人消費額は、前年同期比11.1%増の2兆1,310億円と推計されています。
また、国・地域別の訪日外国人消費額では、中国が27.7%を占め1位だったほか、台湾が米国を抜き再度2位に浮上しました。
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2025年7〜9月の訪日外国人消費額は2兆1,310億円
観光庁は10月15日、インバウンド消費動向調査(旧:訪日外国人消費動向調査)の2025年7-9月期(1次速報)を発表。この期間の訪日外国人消費額は、2兆1,310億円と推計されました。
前年同期と比較すると、11.1%増となっています。4-6月期の2兆5,043億円と比較すると、3,733億円減少しました。

国・地域別では中国が1位
国籍・地域別では、中国が5,901億円(構成比27.7%)で1位に。4-6月期の5,064億円(同20.2%)から大きな伸びを記録しました。
次いで2位に台湾(3,020億円、同14.2%)、3位に米国(2,215億円、同10.4%)、4位に韓国(2,070億円、同9.7%)、5位に香港(1,139億円、同5.3%)と続いています。これら上位5か国・地域で、全体の67.3%を占めています。

1人当たり旅行支出は21万9,428円
2025年7-9月期の訪日外国人1人当たりの旅行支出は、21万9,428円(前年同期比0.2%減)と推計されました。4-6月期の1人当たりの旅行支出は23万6,716円であったため、7-9月期は約1万7,288円の減少となりました。
費目別では、宿泊費が8万972円と最も多く、買物代(5万4,631円)、飲食費(5万611円)、交通費(2万1,851円)、娯楽等サービス費(1万1,308円)と続いています。
平均泊数は11.5泊となっており、前年同期と比較して2.2泊増となっています。
なお一般客のうち、観光・レジャー目的で日本を訪れた外国人の1人当たりの旅行支出は、20万5,935円(前年同期比4.5%減)でした。
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<参照>
観光庁:インバウンド消費動向調査
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