国際航空運送協会(IATA)は、2025年8月の世界の旅客需要に関するデータを発表しました。
8月の航空総需要(RPK)は前年同月比で4.6%増加し、総供給量(ASK)は同4.5%増加しました。また搭乗率は、同0.1ポイント増の86.0%でした。
国際線需要は、アジア太平洋と中南米が市場を牽引。すべての地域で前年を上回りました。国内線需要は、市場によって成長率にばらつきがあるものの、全体では前年同月比1.5%増となりました。
*RPK(Revenue Passenger Kilometers)…有償旅客キロ(有償旅客数×輸送距離)
*ASK(Available Seat Kilometers)...有効座席キロ(総座席数×飛行距離)
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【国際線】日本・中国の2桁成長が市場を牽引
2025年8月の国際旅客需要は、市場全体で前年同月比6.6%増加しました。すべての地域で前年を上回る需要を記録しています。
成長を牽引しているのはアジア太平洋と中南米です。アジア太平洋は、中国(前年同月比11.8%増)と日本(同12%増)の2桁成長を追い風に、前年同月比9.8%増加を記録。中南米も同9.0%増と、次いで成長率の大きい市場となりました。
その他のエリアの成長率は、中東(同8.2%増)、アフリカ(同7.1%増)、ヨーロッパ(同5.3%増)、北米(同1.8%増)となっています。

【国内線】成長率は市場間で二極化 北米が唯一マイナスに
2025年8月の国内旅客需要は、市場全体で前年同月比1.5%の増加でした。
各市場の成長率にはばらつきがあり、ブラジルは前年同月比12.7%増と、主要市場で唯一2桁成長となりました。また日本は同6.0%増で、ブラジルに次ぐ成長率でした。
その他の市場は、中国が同3.4%増、インドとオーストラリアがともに同0.4%増を記録。北米は同0.2%減となり、唯一のマイナス成長となっています。

IATA事務局長「世界的な成長トレンドに減速の兆しはない」
IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長は、8月の市場動向を踏まえ、「航空総需要(RPK)が前年同月比で4.6%増加したことは、2025年北半球の夏の旅行シーズンが過去最高を記録したことを裏付けています」と説明。
さらに搭乗率が過去最高の86%に達し、座席利用率が過去最高水準で運航されたことにも触れ、「経済不安や地政学的緊張にもかかわらず、世界的な成長トレンドに減速の兆しは見られません。10月の運行計画では3.4%の供給増を見込んでおり、航空各社は旅行需要に対応すべく最善を尽くしています」と述べました。
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<参照>
国際航空運送協会(IATA):Passenger Demand Grows 4.6% in August
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