【​​2026年版】韓国の祝日・連休カレンダーとインバウンド動向

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韓国は日本から最も近い海外市場の一つであり、訪日観光客数でも常に上位を占めています。特に祝日や連休は韓国人の訪日旅行需要が高まるタイミングであり、需要増加に合わせた対策が必要です。

本記事では、2026年の韓国の祝日・連休をまとめて紹介し、韓国市場における最新のインバウンド動向についても解説します。

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2026年の韓国の祝日・連休一覧

訪日韓国人の特徴として、短期間の個人旅行者が多いことが挙げられます。そのため、短い連休であっても訪日需要が高まる可能性があります。

1月1日(木) 元日(シンジョン)

韓国で元日は、新暦のお正月を意味する「シンジョン」と呼ばれています。

旧暦の正月を重視する韓国では、元日は日本ほど大きく祝われず、1月1日のみが公休日となっています。

2日(金)に有給を取得すれば、週末とつなげて4連休となります。

2月16日(月)~18日(水) 旧正月(ソルラル)【5連休】

旧暦の正月で、韓国で最も大きな祝日の一つです。多くの会社が休みになり、家族や親戚で集まります。

週末とつなげて5連休となるほか、19日(木)・20日(金)に休暇を取得すれば、14日(土)〜22日(日)の最大9連休となります。

3月2日(月) 三一節(独立運動記念日)の振替休日【3連休】

1919年の独立運動を記念する日です。当日は日曜日に当たるため、月曜日を振替休日としています。

5月5日(火) 子どもの日

子どもの健やかな成長を祝う日です。各地で子ども向けのイベントが開催され、家族旅行の需要が高まりやすい時期です。

5月25日(月) 釈迦誕生日の振替休日【3連休】

旧暦の4月8日は釈迦の誕生を祝う日とされており、新暦の日付は毎年異なります。仏教行事として全国の寺院で記念行事が行われます。

当日は日曜日に当たるため、月曜日を振替休日としています。

6月6日(土) 顕忠日

国のために命をささげた人を追悼する日です。土曜日ですが、振替休日の対象外となっています。

8月17日(月) 光復節の振替休日【3連休】

8月15日は、日本の植民地支配からの解放を記念する日です。当日は土曜日に当たるため、月曜日を振替休日としています。

9月24日(木)~26日(土) 秋夕(チュソク)【4連休】

先祖に感謝して一年の豊作を祈る日で、韓国版の「お盆」です。家族や親戚で集まり、ソルナルと同じく重要な祝日とされています。

27日(日)とつなげて4連休になります。

10月5日(月) 開天節(建国記念日)の振替休日【3連休】

韓国民族の最初の国家である古朝鮮の建国を記念する日です。秋の観光シーズンにあたり、旅行に適したタイミングです。

当日は土曜日に当たるため、月曜日を振替休日としています。

10月9日(金) ハングルの日【3連休】

ハングルが世宗大王によって作られたことを記念する日です。週末とつなげて3連休となるほか、6日(火)〜8日(木)に休暇を取得すれば、最大で9連休となります。

12月25日(金)聖誕節(クリスマス)【3連休】

韓国はキリスト教徒が多く、クリスマスが祝日とされています。恋人や友人と過ごす日として定着しており、年末年始の旅行需要の始まりを告げる時期です。

週末とつなげて3連休となります。

※2026年の韓国における祝日日程は、航空宇宙庁のページを参照しています。


企業や学校の休暇制度について

韓国の企業では日曜日が休日に制定されており、一般的に土曜日も休日となっています。企業は有給休暇の付与義務があり、1年間の所定労働時間の8割以上を出勤している労働者には、年間最低15日以上の有給が付与され、勤続2年ごとに1日追加されます。夏期に有給休暇を取得する人も多いようです。

また、学校の長期休暇(夏休み・冬休み)は主に下記の通りです。春休みを継続する学校もあるものの、冬休みを遅めに設定し、春休みをなくす学校が増えているようです。

  • 冬休み:1月初・中旬~2月下旬の間
  • 春休み:2月中旬~2月末の間
  • 夏休み:7月中旬~8月下旬の間

2024年の訪日韓国人数は国・地域別で第1位

ここでは、2024年と2025年の訪日外客統計のデータをもとに、韓国市場の動向について解説します。

関連記事:韓国市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年上半期】

2024年の訪日韓国人数は881.8万人

訪日韓国人旅行者の約8割は、2回以上日本を訪れたことのあるリピーターです。さらに、4人に1人は6回以上の訪日経験があります。

日本政府観光局JNTO)の統計によると、2024年の訪日韓国人客数は881.8万人で、国・地域別で第1位でした。コロナ禍前2019年比では57.9%増、2023年比では26.7%増と、年間の訪日客数は過去最高を記録しました。

2025年も中国に続き第2位の訪日数を誇り、訪日市場では非常に大きな存在感を放っています。

▲訪日韓国人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日韓国人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

韓国人の訪日ピークは12月〜1月

韓国人の訪日需要のピークは、12月〜1月です。この時期には、大学の冬休みもかぶります。

コロナ前、訪日韓国人観光客が最も多かったのは1月でしたが、2024年は12月(86.7万人)が最も多くなりました。また2025年1月は96.7万人と、前年比12.8%の増加を記録しました。

▲訪日韓国人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日韓国人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

2024年の韓国人の訪日消費額は国・地域別で第3位

ここでは、2024年と2025年のインバウンド消費動向調査のデータをもとに、訪日韓国人客の消費動向について解説します。

2024年の消費額は9,602億円

2024年年間の訪日外国人消費額は、8兆1,257億円でした。そのうち訪日韓国人観光客の年間消費額は9,602億円で、全体の11.8%を占め、国・地域別では中国台湾に続く第3位となりました。

また、2019年比では126.1%増、2023年比では29.9%増と、過去最高を記録しています。

2025年も好調な訪日数の伸びによって、全体の消費額は順調に推移しています。

1人当たりの消費額は10万9,103円

2024年の訪日韓国人の一人当たりの消費額は10万9,103円でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万6,851円)と比較すると12万円近く低いものの、2019年から43.3%増、2023年から2.6%増加しています。

費目別に見ると、宿泊代(31.7%)が最も多く、飲食費(27.1%)、買い物代(26.4%)、交通費(8.5%)、娯楽等サービス費(6.2%)と続きます。

▲訪日韓国人消費額の推移:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日韓国人消費額の推移:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

訪日需要が高まる時期にあわせ、計画的な対策を

短期間の個人旅行者が多い韓国市場では、短い連休でも訪日需要が高まる可能性があります。

事業者においては、多言語対応キャッシュレス整備といった受け入れ体制強化のほか、SNSなどのインバウンド向けプロモーションも重要になってきます。祝日に向けた計画的対応が、訪日需要をとらえる鍵となります。

関連記事:インバウンド対策とは?訪日客に選ばれるためのポイントも紹介

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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