2026年旅行トレンド、「自分らしさ」を求める旅行者が増加傾向に (Booking.com)

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Booking.com(ブッキングドットコム)は11月20日、2026年の「旅行トレンド予測」10選を発表しました。

お気に入りのゲームや映画のロケ地に訪れる「ファンタジー旅行」、日常の喧噪から離れ自然を楽しむ「趣味に没頭する旅」など、自分らしさを追求した旅行がトレンドとなると予測しています。

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Booking.com、2026年の「旅行トレンド予測」10選を発表

2026年の「旅行トレンド予測」は、Booking.comで今後12~24か月間以内に出張やレジャー・観光目的で旅行に出かける予定のある成人、33の国・地域の計29,733名を対象に行われた調査に基づいています。

自分らしさを体現するための旅行がトレンドに

Booking.comは、自分らしさを体現するための旅行が、2026年の旅行トレンドになるとしています。

旅行者はこれまでの一般的な旅行スタイルではなく、自分が情熱や関心を持つものにより深く没頭できる、自分らしい旅行を求めています。

またテクノロジーの進化によって、これまで以上に旅行者一人ひとりのニーズが叶う、個別化された旅を体験できる時代になりつつあるとしています。

2026年の「旅行トレンド予測」10選

Booking.comが発表した2026年の「旅行トレンド予測」10選は、以下の通りです。

1. 空想物語への没入ファンタジー旅

2026年は、休暇が「物語の世界に浸る旅」になると予測されています。

世界の旅行者の71%(日本:56%)が、魔法の城や神秘的な森、中世の宴会など、ロマンタジー(ロマンス×ファンタジー)の世界から着想を得た目的地への旅行に興味を持っていると回答しました。

また、世界の旅行者の78%(日本:64%)が、AIを活用してファンタジー風の美しい場所を提案してもらうことに前向きだと答えています。

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2. ロボットとの次世代ステイ

別荘や古民家などを一棟丸ごと借りるバケーションレンタルにおいては、ロボット掃除機やロボットシェフなどのサポートが得られる快適な宿泊先が人気を集めています。

世界の旅行者の77%(日本:70%)が、お手伝いロボット機能を備えたバケーションレンタルの予約に意欲的です。

3. ‘絆の真価’を確かめる旅

旅行が恋人や友人、仕事仲間との絆を試す場となると予測されています。

実際に、世界の旅行者の69%(日本:44%)が、将来のパートナーや同僚、新しい友人との旅に前向きで、その目的として「相性を確かめたいから」と回答しています。

4. キッチン棚に旅の物語を集める旅

スパイスを入れる手描きのつぼや、工芸的な装飾が施されたオリーブオイル用の缶など、デザイン性のあるキッチン用品や食料品を旅先で購入したいと回答した旅行者は、世界の旅行者で68%(日本:58%)にのぼりました。

また、世界の旅行者の55%(日本:44%)が、食やキッチン用品が有名な目的地を訪れたいと回答しています。

5. 旅の道中が目的になる発見旅

2026年は、道中での偶然の出会いや新しい仲間との交流を楽しむロードトリップがトレンドとなると予測されています。

特に、気ままで柔軟な旅(世界:79%、日本:65%)、新しい人との出会いがある旅(世界:77%、日本:56%)、運転を分担できる旅(世界:76%、日本:60%)が好まれる傾向にあります。

6. 星が導く、必然の旅先

月の満ち欠けや占星術などが、旅行のタイミングや目的地の決定に影響を与える可能性があります。

世界の旅行者の47%(日本:32%)が、占いなどで「今は適した時期ではない」となった場合、旅行計画の変更やキャンセルを検討する可能性があると回答しています。

7. 美肌&ウェルネス・ビューティーテック旅

2025年の没入型リトリートに引き続き、2026年もウェルネス旅行が盛り上がっており、特に身体の大部分を占める肌のケアに注目が集まっています。

世界の旅行者の80%近く(日本:53%)が、自身の肌のニーズに合わせた複数の施術を受けられる「美肌に特化した休暇」の予約に前向きであることがわかりました。

8. 自然の静寂に抱かれ、趣味に没頭する旅

世界の旅行者の43%(日本:47%)が、「自然をより身近に感じられる休暇を取りたい」と回答しており、特にZ世代では81%と高くなっています。

昆虫観察やバードウォッチング、釣り、食物採集など、自然との一体感を深めるアクティビティに関心を示す旅行者も増加しています。

9. 記憶と再開する追憶の旅

AIを活用したフォトマッピングや遺産を追跡するプラットフォームなどを活用することで、思い出の場所に再び訪れることが可能になっています。

世界の旅行者の66%(日本:47%)が、テクノロジーを使って思い出や写真を再現し、その場所への訪問を検討すると回答。そのうち約半数(世界:49%、日本:41%)は、「家族や親しい友人との思い出をよみがえらせたい」と回答しています。

10. ‘私’のささやかな節目を祝う旅

ハネムーンや記念日、出産など従来の節目に限らず、様々な個人的な理由で旅行をする人が増えています。

世界の旅行者の75%(日本:55%)が、「頑張った自分へのご褒美」に旅行を予約するほか、就職や昇進祝い(世界:24%、日本:13%)、思いがけない税金の還付(世界:16%、日本:15%)、などが旅行の理由として挙げられました。

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訪日ラボ編集部

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