【2025年最新】台湾でよく使われるSNSは?インターネット・SNS事情をまとめて紹介

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台湾は訪日リピーターが多く、日本にとって重要なインバウンド市場の一つです。

近年のインバウンド向けプロモーションではSNSの活用が欠かせず、台湾に向けた施策でもその重要性は高まっています。

そこで本記事では、台湾における最新のインターネットおよびSNS動向を解説します。

関連記事:【2026年版】台湾の祝日・連休カレンダーとインバウンド動向

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台湾のインターネット・SNS基本情報

まずは、台湾のインターネットやSNSの利用状況を見ていきましょう。

2025年11月にDataReportalで発表されたレポートでは、インターネットやSNSが幅広い層に定着していることがわかりました。

96.7%がインターネットを利用

2025年現在、台湾のインターネットユーザー数は2,230万人に達し、総人口に対する普及率は96.7%となっています。

週平均使用時間は26時間13分で、情報収集、SNS、動画視聴など、生活のあらゆるシーンでインターネットを使っていることがわかります。

また、携帯電話でインターネットを利用する人は95.5%にのぼりました。

▲OVERVIEW OF INTERNET USE:DataReportal
▲OVERVIEW OF INTERNET USE:DataReportal

SNSの利用人口は1,810万人

次に、SNSの利用状況を見てみましょう。台湾SNSユーザー数は1,810万人に達し、総人口の78.4%に相当します。

一方で、2024年末〜2025年末の1年間で、SNSのユーザーID数は30万件減少(1.6%減)したとも推計されています。

また、ユーザー1人当たりの週平均使用時間は14時間39分となりました。

▲OVERVIEW OF SOCIAL MEDIA USE:DataReportal
▲OVERVIEW OF SOCIAL MEDIA USE:DataReportal

【2025年最新】台湾でよく使われるSNS

台湾では、具体的にどのプラットフォームが使われているのでしょうか。

レポートの「SELF-DECLARED PLATFORM USE(ユーザーが利用していると自主回答したプラットフォーム)」のデータをもとに、台湾で利用されている主要SNSについて解説します。

以降で紹介するデータには、各プラットフォームが公開している広告リーチ数が含まれており、必ずしもアクティブユーザー数を指すわけではないことにはご留意ください。

▲SELF-DECLARED PLATFORM USE:DataReportal
▲SELF-DECLARED PLATFORM USE:DataReportal

1. LINE

DataReportalのデータによると、16歳以上の利用者が最も多いSNSLINEとなり、90.2%が月に1回以上使用すると回答しています。

多少の機能に違いはあるものの、日本と同様にメッセージ交換が中心に使われ、コミュニケーションインフラとして定着しています。

LINEの特徴としては、事業者と顧客が一対一でコミュニケーションを取れることや、継続的なメッセージ配信が可能なことが挙げられます。

2. Facebook

今回の調査では、回答者の81.8%がFacebookを利用すると答えました。

Meta社の広告データによると、2025年10月時点での広告リーチ数は1,730万人で、総人口の74.9%に相当します。

また、2024年10月から2025年10月の1年間では、広告リーチ数が2.7%増加していると報告されています。

Facebookは実名登録制であることが特徴的で、投稿される口コミは信頼されやすい傾向にあります。

関連記事:Facebookを使った効果的な集客方法とは?メリット・コツ・広告を解説

3. YouTube

Facebookに続く規模となっているのが、YouTubeです。回答者の76.8%が月に1回以上使用すると答えています。

Googleの広告リソースによると、2025年10月時点のYouTube広告リーチ数は1,810万人となり、総人口の78.4%に相当します。また、2024年10月から2025年10月の1年間で、台湾におけるYouTubeの広告リーチ数は1.6%減少したと報告されています。

広告リーチ数では微減となっていますが、観光庁インバウンド消費動向調査では、訪日前に役立った旅行情報源としてYouTubeなどを含む動画サイトが最も多く挙げられています。

そのため、台湾人向けの訪日プロモーションにおいてYouTubeの活用は、引き続き重要であるといえます。

関連記事:インバウンド集客にはYouTubeが効果的?動画マーケティングのコツ・メリットを解説

4. Instagram

今回の調査では、回答者の63.4%がInstagramを利用すると答えています。

Meta社の広告データによると、2025年10月時点のInstagramの広告リーチ数は1,220万人で、総人口の52.6%に相当します。

また、2024年10月から2025年10月の1年間で、広告リーチ数は10.5%増加しています。

Instagramは若年層を中心に人気があり、ビジュアルを重視した投稿やショート動画による情報発信に適したプラットフォームです。

関連記事:Instagramを利用してインバウンド集客の向上を図るには?7つのポイントを解説

5. Messenger

台湾でもMessengerは利用されていますが、これまでの4つのプラットフォームと比べると利用規模が少し小さくなり、回答者の54.9%が利用すると答えています。

Meta社の広告データによると、2025年10月時点で台湾におけるMessengerの広告リーチ数は2万6,600人で、Messengerを利用可能な13歳以上の総人口に占める割合は0.1%と低くなっています。

また、2024年10月から2025年10月の1年間では、広告リーチが99.7%減少しており、数値上は大幅な変動が見られています。

MessengerはFacebookのメッセージアプリであるため、Facebookの利用率が高い国ではMessengerも普及している傾向にあります。台湾ではLINEがメッセージアプリとして普及しているため、使用頻度が減少している可能性があります。

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<参照>

DataReportal:Digital 2026:Taiwan
観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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