オールタナティブツーリズムとは、マスツーリズムへの批判から生まれた、マスツーリズムに取って代わる(alternative)観光を指す言葉です。
観光客による観光地の文化変容や環境汚染、無秩序な観光開発など、マスツーリズムの弊害が認識されると、新たな観光の形態としてオールタナティブツーリズムが推進されるようになりました。
しかし、オールタナティブツーリズムは「マスツーリズムに代わる新たな観光形態」といった意味合いの言葉でしかないために定義の曖昧さが指摘され、現在では「サステイナブルツーリズム(持続可能な観光)」が広く使用されるようになっています。