九州(九州地方)とは、主要四島の中で最も南に位置する地方で、福岡県・大分県・佐賀県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県が含まれます。沖縄を加え、「九州・沖縄地方」と呼ばれることもあります。
インバウンドの文脈において、各県で外国人観光客数に差が見られます。水際制限を解除した福岡県、別府温泉で海外メディアの注目を集める大分県、台湾の半導体メーカー誘致により盛り上がりを見せる熊本県、直行便が増設された鹿児島県では、観光客数は増加傾向に見られます。
一方で佐賀県・宮崎県では観光客数が減少傾向にあります。長崎県もアクセスに課題がありましたが、西九州新幹線の開業に伴い、認知度向上に取り組んでいます。沖縄県では、2018年度で300万人を超える外国人観光客が来訪したものの、季節によって観光客数に偏りが見られる点が課題となっています。
現在、各県において新たな観光資源の開発に注力している点が共通しています。アドベンチャーツーリズム・武道ツーリズム・インフルエンサーの招致・アニメとのコラボなど、各県の強みを打ち出した誘客施策を進めています。
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