訪日韓国人観光客をターゲットにビジネスをする上で、訪日韓国人観光客の使うスマホについて知っておくことは大事です。一体どのようなスマホが韓国では人気なのでしょうか。あわせて訪日韓国人観光客とタブレットの関係についても紹介していきましょう。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)
訪日韓国人観光客に人気のスマホはサムスン(Samsung)やLG
訪日韓国人観光客には、やはり韓国産スマホの人気が高い傾向にあります。韓国内でのスマホメーカーシェア率についての2013年の調査によれば、サムスン電子(Samsung)製のスマホが60%、LGが15%、さらにはパンテック&キュリテル(韓国のサムスン電子、LGエレクトロニクスとならぶ3大携帯電話メーカー)が10%となっており、市場全体の85%が国産スマホで占めていることになります。
追い上げを見せる中国製のスマホ
しかしながら、この韓国のスマートフォン市場の構造も変化しつつあります。最近では特に華為(ファーウェイ)をはじめとした中国製格安スマホが普及しており、2015年末に発売した低価格機種「Y6」は、わずか半月で韓国内での販売台数1万台を達成。
中国製のコストパフォーマンスに優れるスマホは、韓国の若年層から支持をうけており、国内関係者は、
「中国製スマホは性能、デザインなどはサムスン電子、LGエレクトロニクス、アップルに及ばないが、中国の情報通信技術が急速に発展しており、消費者の中国製品に対する認識も変わっている」―BLOGS:韓国のスマホ市場に構造の変化、中国製スマホが人気に-韓国メディア
とみているとのこと。
大型スマートフォン人気も韓国の特徴
また、スマートデバイスに関する韓国の特徴は、ファブレット端末(画面サイズが5.5〜7インチの大画面スマートフォン)の普及率が高いことにあります。
前掲の調査のなかでは、iOS(iPhone)もしくはAndroidを利用している人を対象とした使用端末に関する項目があります。
全世界でファブレットユーザーは7%しかいないなか、韓国内では、41%がファブレット端末を使用しているという結果が出ています。
訪日韓国人観光客は余り利用しないiOS(iPhone)
訪日韓国人観光客にはiOS(iPhone)は不人気なことも特徴です。前掲の表のとおり、韓国内スマホ市場でのシェアは14%にとどまっています。同期での日本国内でのスマホ市場シェアの調査では、iOS(iPhone)のシェア率はおよそ40%であり、その普及率の低さが際立ちます。
訪日韓国人観光客向けにしていきたいスマホ対策
このように訪日韓国人観光客は、ファブレットを含む韓国製のAndroidスマホを使用しています。そのため、訪日韓国人観光客向けのインバウンド対策においては、WEBやスマホアプリについてはAndroidに最適化することが重要になってきそうです。
まとめ:訪日韓国人観光客に人気のスマホ
訪日韓国人観光客に人気のスマホは韓国内3大メーカーのものがほとんどです。また、iOS(iPhone)は人気がないことも特徴でしょう。また、韓国のスマホ事情の特徴として、ファブレット端末(大画面スマートフォン)の利用率が高いことがあげられます。そのため、WEBやアプリでのインバウンド対策においては、これらの大型Androidスマホに最適化することが重要になってきます。
<参照>
訪日韓国人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日韓国人観光客
2000年代から、日本語を学ぶ学生が増えています。その理由は、日韓交流の増加により日本語が就職に有利と判断され始めていること、日本文化に対する関心が高くなってきていることなどが挙げられます。実際に、韓国の日本語学習者数は約91万人(2006年)と世界の中でもトップで、世界の日本語学習者の約3割(30.6%)を占めていることになります。
訪日韓国人観光客の特徴
日本の製品やコンテンツに強い関心を持っており、距離的にも近い韓国はインバウンド消費を狙ううえで無視できない国のひとつです。リピーターが多く、自分の興味に合わせた旅行プランを練る傾向のある韓国人観光客は、東京都などの定番観光スポット以外にも足を運びます。
【10/21開催】今こそ見直したい、EC・店舗のカスタマージャーニーの重要な3つのフェーズ 〜集客・購買・リピート施策をアップデート〜
顧客が商品を知り、購入し、継続的に選び続けてもらうまでの一連の体験(カスタマージャーニー)には、フェーズごとに異なる課題と有効なアプローチがあります。
本ウェビナーでは、「実店舗・ECへの集客」「シームレスな購買体験の提供」「ロイヤル顧客の育成」の3つの重要フェーズに着目。小売企業が今注力すべき施策と、その成果につなげるためのポイントをわかりやすく解説します。
マーケティング・販促・デジタル推進に携わる皆さまにとって、課題解決のヒントとすぐに実践できるアイデアが得られる内容です。ぜひご視聴ください!
<セミナーのポイント>
- Googleサービスと在庫情報を連携させ、“実店舗・ECどちらにも送客できる最新手法”が学べる!
- 実店舗とECの購買データを統合し、“チャネルをまたいだシームレスな購買体験”の設計方法がわかる!
- 購入者を“ロイヤル顧客”へと育てるための、導線設計とコンテンツ施策が学べる!
詳しくはこちらをご覧ください
→【10/21開催】今こそ見直したい、EC・店舗のカスタマージャーニーの重要な3つのフェーズ 〜集客・購買・リピート施策をアップデート〜
【10/24開催】インバウンド好調の流れはこのまま続くのか?今後の見通しと、今やるべきこと
かつてない好調ぶりを見せているインバウンド。2025年の訪日外国人客数は4,000万人超と予測されていますが、「今後もこの流れは続くのか」「今と同じ戦略でビジネスを伸ばせるのか」懸念を抱いている人は少なくないでしょう。
そこで本セミナーでは、これまでのデータからインバウンド市場の今後を予測し、いま取るべき行動や準備すべきことを解説します。
インバウンド事業に携わる皆さまにとって、ご自身のビジネスに役立つヒントが得られる内容です。ぜひご視聴ください!
<セミナーのポイント>
- 最新のインバウンド動向と今後の見通しがわかる
- 専門家3名による議論から、インバウンドの今後の動きに対してやるべきことがわかる
- 短期的に役立つ施策の話から、中長期的に考えていかなければならない戦略の議論まで、幅広く聴くことができる
詳しくはこちらをご覧ください。
→【10/24開催】インバウンド好調の流れはこのまま続くのか?今後の見通しと、今やるべきこと
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年10月前編】中国の大型連休「国慶節」8日に終了、2025年も日本人気が続く ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に10月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国の大型連休「国慶節」8日に終了、2025年も日本人気が続く ほか:インバウンド情報まとめ【2025年10月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!