体験やサービスで得られる満足感を重視する「コト消費」傾向が強いことが訪日米国人観光客の特徴です。訪日米国人観光客に人気のある体験スポットを調べてみると、やはり日本でしか体験できないようなところばかりとなっています。
<関連>
訪日米国人観光客の個人旅行・団体旅行別の旅行動向:9割以上が個人旅行
訪日米国人観光客は東日本大震災の影響も消えて2013年には約80万人、2014年は約89万人、そして2015年は100万人の大台に乗るなどと順調に増加しています。訪日米国人観光客の旅行の形態を個人旅行・団体旅行にわけて確認してみましょう。1人旅の割合が高く、日本の自然や歴史そして伝統文化への関心が高くなっています。 目次訪日米国人観光客の性別・年齢層個人旅行者が多い訪日米国人観光客個人旅行・団体旅行別の旅行代金(旅行前支出)訪日米国人観光客の訪日目的訪日米国人観光客は団体旅行と個人旅行の平...
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訪日米国人観光客は「和」を体験したがっている
訪日米国人観光客は日本の和のテイストを好みます。日本文化の体験は、方に米国人観光客の36.6%が日本旅行の目的としており、実施率は49.0%、そして満足度は45.2%となっています。それでは、訪日米国人観光客が好んでいる和のテイストの体験スポットはどこなのでしょうか。
足が痺れても体験したい日本文化 茶道
その1つが「お茶」です。訪日米国人観光客の中には、茶道の雰囲気を体験したい人が少なくありません。訪日米国人観光客が苦手とする正座を我慢して、茶室で本格的な茶道の作法を習っているようです。訪日米国人観光客は、お点前の順序より、茶道の一つ一つの所作に意味のあるところに関心を寄せているとのことです。
ハリウッド映画に登場する侍や忍者は訪日米国人観光客に人気
日本が世界に誇れる文化のひとつに、侍、忍者があります。タランティーノ監督の映画『キル・ビル』やトム・クルーズ主演『ラスト サムライ』に代表されるような、刀をつかったアクションが見せ場となっているハリウッド映画に影響を受けています。そんな訪日米国人観光客が1度は訪れたいと思う人気の体験スポットは、どこなのでしょうか。
侍に少しでも近づき、殺陣も体験できる人気教室
大阪で殺陣体験ができる日本殺陣道協会の侍体験コース「Quick SAMURAI Experience」が人気を集めています。ただ単に刀を振り回すだけでなく、細かい所作から稽古まで付けてもらえます。また、実際に侍の格好の着付けも体験できるとあり、1年間で32カ国から1000名以上が参加するほどの人気を得ています。
日本の京都で訪日米国人が体験する禅
訪日米国人観光客に依然として高い人気を集める京都。禅は世界的に有名で、京都で体験する訪日米国人観光客は少なくありません。
僧侶が英語で案内する座禅コースが訪日米国人観光客に人気
京都の春光院では訪日米国人観光客のための座禅体験コースを設けています。この春光院では僧侶自身が英語で座禅コースを案内しており人気となっています。訪日米国人観光客のみならず、多くの訪日外国人観光客が座禅を体験しています。
まとめ:訪日米国人観光客は五感で日本を楽しんでいる
人気のある体験スポットはこの他にも多く存在していますが、訪日米国人観光客が訪れるスポットの共通点として挙げられるのが、日本文化が感じられるということです。茶道もチャンバラも座禅などを通じて、訪日米国人観光客は日本の文化を五感で体験しているのです。
<参照>
- 観光庁:訪日外国人消費動向調査 平成27年の年間値の推計
- JNTO:訪日旅行データハンドブック2016(世界20市場)
- 上京区:外国人から見た茶道 ~裏千家学園茶道専門学校 外国人研修生を訪ねて~
- 朝日新聞:BGMと効果音付きでノリノリ 殺陣体験でサムライに変身
- 日経新聞:きっとジョブズも考えた 座禅を体験してみた
訪日米国人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日アメリカ人観光客
ニューヨーク人口密度は1,800人/km2(日本でいうと東京の1/3くらい。埼玉と同じくらいの人口密度)。国全体の人口密度は33.7人/km2(日本でいうと東京の1/200くらい。北海道の1/2くらいの人口密度)
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
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