国際会議協会(ICCA)は、2019年1月~12月に世界で開催された国際会議の統計(暫定値)を発表しました。2019年に日本で開催された国際会議開催件数は、過去最高の527件に達しました。
同協会による2019年の報告では、2018年1月~12月に日本で開催された国際会議開催件数は、492件です。
日本は2019年の国別の開催件数において、539件の中国に次ぐ世界第8位に位置しました。前年の7位から一つ順位を落とした形です。
また日本政府観光局(JNTO)の2019年10月の発表によれば、2018 年に日本で開催された国際会議の件数は、前年比 3.6%増の 3,433 件です。
日本政府観光局(JNTO)は6月2日、国内での国際会議の開催件数が過去最高となる355件だったことを発表しました。アジア・オセアニア・中東地域では4年連続で開催件数1位を記録しており、世界全体でも7、8位をキープしています。
しかし、国際会議は欧米での開催が過半数を占めており、ドイツでは日本の倍にあたる600~700件ほど開催されています。今後も日本ではMICE誘致に向けた積極的な取り組みが行われるのではないでしょうか。
今回は、国際会議をはじめとしたMICE誘致の現状について解説します。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)世界での国際会議開催状況
ICCA(国際会議協会/International Congress and Convention Association)は、90ヶ国の約1,000団体の業界関係者が所属し、国際会議に関する情報を収集、発表する国際機関です。
国際会議の開催件数を年に1回発表しており、世界全体の国際会議開催状況を把握できる統計として重要視されています。
2019年の開催件数ランキング
ICCAの発表した2019年の国際会議の開催件数ランキングの結果は、都市別は1位パリ(237件)、2位リスボン(190件)、3位ベルリン(176件)、4位バルセロナ(156件)、5位マドリッド(154件)。
国別は1位アメリカ(934件)、2位ドイツ(714件)、3位フランス(595件)、4位スペイン(578件)、5位イギリス(567件)です。
日本の都市は東京が131件で10位にランクインしています。国別では527件で8位にランクインしています。
![▲[ICCAの発表した2019年の国際会議の開催件数ランキング]:ICCA 都市別と国別の国際会議の件数をまとめた表](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/7624/main_FireShot_Capture_1253_-_ICCA_announces_record_number_of_association_meetings_in_2019_-_News___-_www.iccaworld.org.png?auto=format)
国際会議開催における日本の存在感
国際会議開催における日本の存在感はどれほどなのでしょうか。2015年までのデータを紹介します。
2015年の地域別国際会議開催件数:アジアは2,000件弱

2006~2015年までの国際会議の開催件数を地域別に分類したICCAの資料によれば、2015年に開催された国際会議は全部で12,076件。
そのうち、6,579件は欧州で開催されており、アジアは1,993件です。
比率としては欧州が全体の約半数、アジアはその3分の1程度となっています。
国際会議の開催件数は2006年(8,877件)から約1.5倍に増加していますが、地域ごとの比率に大きな変化はありません。
近年では中東での開催が増加していますが、元々の件数が少なく大きなインパクトはありません。
国別の国際会議開催件数:日本は開催件数停滞気味

次は国別の開催件数を比較してみましょう。
2006~2015年まで、一貫して世界最多を記録しているのはアメリカです。2015年には900件以上を記録しています。
次いで多いのは開催件数を大きく伸ばしているドイツで、ここ数年は600~700件程度。
その下には、例年約400~600件開催しているイギリス、フランス、スペイン、イタリアがかたまっています。
日本はこれらの国々よりもさらに開催件数が少なく、中国やオランダ、カナダに並んで例年200~300件強です。
グラフを見ると、アメリカや欧州諸国の上位集団が2006年からの10年間で100~200件ほど開催件数を伸ばしているにもかかわらず、日本でははっきりとした増加傾向が見られず停滞していることが分かります。
日本の都市別の国際会議開催件数:東京をはじめとした一部都市に集中

次は都市別の国際会議の開催件数を見てみましょう。
上位から順に東京都、京都府、福岡県、大阪府、横浜、札幌、名古屋、神戸、沖縄となっています。
世界順位で20位台にいる東京都は、2014年に90件、2015年に80件開催。京都はその約半数で、2014年に45件、2015年に47件。
この続きから読める内容
- 国際会議をはじめとしたMICE誘致に向けた日本の取り組み
- まとめ:今後も誘致に向けた積極的な取り組みが必要
- 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
- 【インバウンド情報まとめ 2026年1月後編】インバウンドの市場規模を他産業と比較する / 2025年の訪日外客数、過去最高の4,268万人 ほか
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