平成29年(2017年)1月26日、成田国際空港はWAmazing株式会社と連携して、訪日外国人観光客のニーズが高いインターネット通信、交通、旅行先の提案といったサービスを一手に提供する「WAmazing(ワメイジング)」を開始することを発表しました。
WAmaging株式会社は2016年に設立されたばかりのITベンチャーなのですが、観光関連メディアのみならず、テック系Webメディアまでこの件を取り上げています。「WAmazing(ワメイジング)」が注目を集める理由とは、いったいなんなのでしょうか。
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「WAmazing(ワメイジング)」とは
「WAmazing(ワメイジング)」は、訪日外国人観光客を対象とするスマートフォン向けのアプリサービス。旅行前に専用のアプリをダウンロード、会員登録しておくと、日本滞在中に無料でインターネット通信が利用できるSIMカードを、成田空港内に設置される「デジタルサイネージ付き無料SIMカード受取機」で受け取ることができます。また、このアプリでは東京都内を走行するタクシーの配車、観光ツアーの予約、決済もすることができ、成田空港内で手間のかかる旅行の準備が済ませられる仕組みになっています。
「WAmazing(ワメイジング)」が注目を集める理由とは?
大ざっぱに捉えると「通信業界、交通業界、観光業界の各事業者を、アプリでつないだ」といった内容になっていますが、注目を集めるポイントはどこにあるのでしょうか。
SIMカードが無料で利用できる
まず、指摘できるのは、SIMカードが無料で手に入れられるため、訪日外国人観光客が日本国内でのインターネット通信をタダで利用できるようになるという点。日本のネット環境に関しては「無料で使えるWi-Fiスポットが少ない」「諸外国に合わせて、整備するべきだ」とたびたび言及されていますが、この解消に役立つかもしれません。
データ通信量が無料なのは500MB、5日間までと制限がありますが、当面対象としている訪日外国人観光客は台湾、香港と日本に近い地域のため、長期滞在する人はあまり多くなさそうです。週末のちょっとした連休を使った旅行で、動画視聴などをしなければ、これで十分かもしれません。なお、アプリ上で追加購入することで、制限以上に利用することも可能です。
タクシーで都内のホテルからスキー場まで移動できる仕組み
また、WAmazing社がITベンチャーながら、成田空港やタクシー会社などと連携をとることで、訪日外国人観光客の利便性を確保しているという点も指摘できるのではないでしょうか。
同社のリリース情報によれば、「WAmazing(ワメイジング)」が狙いとしている客層のひとつはアジア圏からのリピーター。日本の雪や地方部に関心が高い人が多いものの、言葉が分からなかったり、交通機関が複雑だったりという理由で、スキー場などに行くのが難しいとのこと。
同サービスはチェッカーキャブ無線協同組合と連携しており、東京23区内のホテルからスキー場まで往復送迎してくれる「訪日外国人旅行者向け観光タクシー」を手配することが可能。利用者はドア・トゥー・ドアで、自分の行きたい地域まで行けるようになるわけです。
訪日外国人観光客は、タクシーで長距離移動することになりますが、1台に4人で乗車すれば、群馬県、新潟県といった地域のスキー場までの料金は、12,000~3,000円。うまく人数を調整すれば、そこまで高くはつかないようです。
代表者は元リクルートの加藤史子氏
WAmazing社の代表者は、リクルートで新規事業開発などを行っていた加藤史子氏。この点も注目を集める理由になっているようです。
同氏は、19歳限定で全国190以上のゲレンデでリフト券がタダになるキャンペーン「雪マジ!19」を立ち上げたことでも知られている人物。ここでは基本的なサービスを無料提供し、追加機能で課金を求めるビジネスモデル「フリーミアム」(ソーシャルゲームをはじめとした商品ではよく採用されている)を、ウィンターレジャーの世界に導入することに成功しています。
「WAmazing(ワメイジング)」はゲレンデのみを対象としたサービスではありませんが、インターネット通信などが無料で利用できるという点では、類似のビジネスモデルをとっていると言えるかもしれません。果たして訪日外国人観光客に対しても、フリーミアムは通用するのでしょうか。
まとめ:インバウンド業界の注目株
成田空港で無料のSIMカードが受け取れる訪日外国人観光客向けサービス「WAmazing(ワメイジング)」が注目を集めています。インターネット通信、交通、観光ツアーの予約などをトータルにサポートするサービスで、ITベンチャー・WAmaging社が手掛けています。「訪日外国人観光客がホテルからスキー場まで、タクシーでドアトゥードアで移動する」などの利用方法を想定しています。
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