インバウンド動画の作り方は海外事例から学ぼう:オーストラリアの観光誘致PR動画篇

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こんにちは、Ad Arch(アドアーチ)の白川です。近年、日本国内では訪日外国人観光客に向けたインバウンド動画プロモーションが活発化しています。国・文化・人種を超えたPRを行う際、視覚や聴覚に対し感覚的なアプローチを行うことのできる動画プロモーションは、インバウンド向けPRに適しています。

今回取り上げるのは、観光客獲得のライバルと言える”諸外国”の動画プロモーションの成功事例、「オーストラリア篇」です。他国で展開されているインバウンド動画プロモーションを視聴し、私たち日本人がどう感じるか。そして、どのような動画構成になっているのか。「行ってみたくなる」のか、見てみましょう。


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

Tourism Australia and Chris Hemsworth

本動画はオーストラリアの俳優、クリス・ヘムズワースのナレーションと共に進行されます。「THERE’S NOTHING LIKE AUSTRALIA」をテーマに製作されたこの動画の特徴は、世界からより多くの観光客を呼び込もうと、世界的に有名なオーストラリアの水辺や海岸での経験に焦点を当てたキャンペーンとなっており、徹底的に水・海を感じるカットで構成 されています。

言語・文化の異なる外国人観光客向け動画において、テーマを決め、そのテーマに向かって徹底的なアプローチをすることは非常に有効な手段 だと言われています。「水辺・海」というテーマで制作されている本動画は、テーマイメージの刷り込みが成功している例として挙げることができます。

それでは、特徴を見ていきましょう。

特徴1:全75カット中58カット(約78%)に人物が登場。

水辺・海岸の景色を重視しながらも、さりげなく人物を見切れさせることで、”人”を感じるカット となっています。このような演出を加えることで、ただ景色を紹介するのではなく、実際に体験する感覚に近い構成 になっています。

さらには、人物が登場しない残りの17カットのほとんどは、”人の目線”で見た景色となっており、徹底的な人物目線で演出 されています。

特徴2:水辺・海岸から直接連想できる、水・青・海・シーフードなどの関連イメージを映像内に盛り込んでいる

「海といえば青い、青いと言えば空〜」のような連想ゲームのように関連するイメージを盛り込んでいます。その数、全75カット中67カット(約89%)。 一見異なるイメージに見えながらも、衣装や持ち物で青の差し色を入れるなど、細やかな演出を行うことでイメージの定着化を図っています。

特徴3:風・温度・匂いなど、五感を刺激する演出を重視している

まるでその場にいるかのように、 風や水、匂いなどを感じるように制作されています。

さいごに。インバウンド動画制作は、分かりやすいテーマの設定とテーマに向かっての徹底的な統一感が重要

インバウンド動画制作を行う際は、万国共通で理解できる分かりやすいテーマを設定 することが重要となります。テーマに沿った丁寧な動画プロモーション を行ってみてはいかがでしょうか。

<参考>

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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この記事の筆者

Ad Arch

Ad Arch

Ad Arch(アドアーチ)株式会社 代表取締役兼プロデューサー 白川 裕喜。国内外での映像制作経験より、人種・国籍・文化を超えた理解を得るグローバルスタンダードな映像制作を拡げる試みを行っている。外国人映像クリエイターとの共同制作やインバウンド制作実績から得た事例、動画プロモーションのコツを発信します。

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