インバウンド動画の作り方は海外事例から学ぼう:オーストラリアの観光誘致PR動画篇

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こんにちは、Ad Arch(アドアーチ)の白川です。近年、日本国内では訪日外国人観光客に向けたインバウンド動画プロモーションが活発化しています。国・文化・人種を超えたPRを行う際、視覚や聴覚に対し感覚的なアプローチを行うことのできる動画プロモーションは、インバウンド向けPRに適しています。

今回取り上げるのは、観光客獲得のライバルと言える”諸外国”の動画プロモーションの成功事例、「オーストラリア篇」です。他国で展開されているインバウンド動画プロモーションを視聴し、私たち日本人がどう感じるか。そして、どのような動画構成になっているのか。「行ってみたくなる」のか、見てみましょう。

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Tourism Australia and Chris Hemsworth

本動画はオーストラリアの俳優、クリス・ヘムズワースのナレーションと共に進行されます。「THERE’S NOTHING LIKE AUSTRALIA」をテーマに製作されたこの動画の特徴は、世界からより多くの観光客を呼び込もうと、世界的に有名なオーストラリアの水辺や海岸での経験に焦点を当てたキャンペーンとなっており、徹底的に水・海を感じるカットで構成 されています。

言語・文化の異なる外国人観光客向け動画において、テーマを決め、そのテーマに向かって徹底的なアプローチをすることは非常に有効な手段 だと言われています。「水辺・海」というテーマで制作されている本動画は、テーマイメージの刷り込みが成功している例として挙げることができます。

それでは、特徴を見ていきましょう。

特徴1:全75カット中58カット(約78%)に人物が登場。

水辺・海岸の景色を重視しながらも、さりげなく人物を見切れさせることで、”人”を感じるカット となっています。このような演出を加えることで、ただ景色を紹介するのではなく、実際に体験する感覚に近い構成 になっています。

さらには、人物が登場しない残りの17カットのほとんどは、”人の目線”で見た景色となっており、徹底的な人物目線で演出 されています。

特徴2:水辺・海岸から直接連想できる、水・青・海・シーフードなどの関連イメージを映像内に盛り込んでいる

「海といえば青い、青いと言えば空〜」のような連想ゲームのように関連するイメージを盛り込んでいます。その数、全75カット中67カット(約89%)。 一見異なるイメージに見えながらも、衣装や持ち物で青の差し色を入れるなど、細やかな演出を行うことでイメージの定着化を図っています。

特徴3:風・温度・匂いなど、五感を刺激する演出を重視している

まるでその場にいるかのように、 風や水、匂いなどを感じるように制作されています。

さいごに。インバウンド動画制作は、分かりやすいテーマの設定とテーマに向かっての徹底的な統一感が重要

インバウンド動画制作を行う際は、万国共通で理解できる分かりやすいテーマを設定 することが重要となります。テーマに沿った丁寧な動画プロモーション を行ってみてはいかがでしょうか。

<参考>

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この記事の筆者

Ad Arch

Ad Arch

Ad Arch(アドアーチ)株式会社 代表取締役兼プロデューサー 白川 裕喜。国内外での映像制作経験より、人種・国籍・文化を超えた理解を得るグローバルスタンダードな映像制作を拡げる試みを行っている。外国人映像クリエイターとの共同制作やインバウンド制作実績から得た事例、動画プロモーションのコツを発信します。

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